MESHWellを利用した経緯

MESHWellを始めて半年ぐらい経ちました。元々は子供が中学生になり部活が始まって、自分の時間が作りやすくなったタイミングに、販売員になりました。実は服飾の大学を卒業していて、洋服も好きでしたし、社会人経験を通して接客にも興味がありました。販売員は未経験ではありましたが、好きな気持ちを仕事に繋げ、販売員をスタートしました。オフィスカジュアルブランドでパートを経験し、その後派遣の販売員として短期単発で各地の百貨店で様々なブランドを担当しました。
その後、販売の仕事をお休みしていた時期もあったのですがコロナが明けて、改めて仕事をしたいと考え始めた頃に、百貨店で知り合った友人と会ったんです。いろんな話をする中で、今、仕事はどうしてるの?と聞くと、MESHWellに登録していると教えてくれました。その時はそんなサービスがあるんだ〜というくらいだったのですが、思い立ち仕事をしようと思った時に気になり、MESHWellに登録しました。以前の派遣で仕事をしても良かったのですが、MESHWellは、働く時間を自由に提示でき、時間単価を自分自身で決められるのがとても良いと思いました。あともう一つ、すごく重要なことがありました。業務が「接客とおたたみのみ」と限定していることでした。接客に集中出来る点が魅力的でしたね。以前、百貨店に勤務していた頃は集合レジが多かったのですが、コロナが明けて、レジ会計も業務に入ると変わった百貨店もあると知りました。自分が納得して仕事をする上で、MESHWellではレジが業務に入らないという点が、私の中では大事なことでした。
MESHWellを始めるにあたって、無料相談会にも参加しました。ストアさんからご依頼が来るのかなどの不安な点について相談が出来ました。今も困ったときにはサポートラインですぐに相談ができて安心しています。

接客する上で大切にしていること

私のポリシーは、「お客様に楽しいお買い物時間を過ごしてもらうこと」です。たとえ商品を購入をしなくても、こんなものがあるんだ、こんな着こなしがあるんだと店舗で過ごす時間を純粋に楽しんでほしいんです。いろんな洋服を着て、ファッションショーをするように楽しんでいただき、トレンドの洋服も似合うものがあると知っていただきたいと考えています。
私自身が買い物をする際にも、やはり気持ちの良いお店でお買い物したいと思いますし、販売員さんと意思疎通が気持ち良く出来るところが良いなと思います。気持ちをわかってくれると居心地が良いと思うんですよね。やはり販売接客の仕事は人と人だと思いますね。
ですので、私は、良い時間を過ごしていただくために、お客様との自然な会話、おしゃべりの時間を大切にしています。そして私自身も、１つの話題から会話が広がることを楽しみ、その時間を一緒に過ごしています。でも実は、ただのお喋りではなく会話を深掘りをすると、お客様の生活が見えてくると考えています。楽しい会話から、その方にあったアドバイスがしやすくなると思います。例えば、部活をしている息子さんがいらっしゃる、野外でお子様の試合観戦をされると聞いていたとします。そのお客様にダウンの接客をした時には、冷えないように丈の長いものがいいかもしれませんねと、お客様に合ったアドバイスが自然と伝えられます。時には、自虐的な話もしたりして、いろんなところで笑いを交えながら会話を盛り上げています。
お客様から、お会計前に、「楽しかったわ」「時間をかけて相談にのってくれてありがとうね」とお声をいただいたり、レジのスタッフさんが後から、お客様より私への接客の感謝の気持ちを伝えてくださっていたりすると、とっても嬉しい気持ちになり、お客様の喜ぶ姿が私のやりがいになっているなと実感します。

経験が活かせていること

実は私は、素材フェチなんです。接客中も商品の素材の説明もお伝えしていることが多いです。素材の配合で、温かさや涼しさ、滑らかさ、上質さ、などは重要ですね。また、洗濯の仕方、干し方もアドバイスしています。お洋服のコーディネートや、着方は販売員であればお伝えするのが基本だと思うのですが、私は、素材の扱いやお洋服を大切にする方法も伝えていきたいと思っています。それらのアドバイスは、私自身がこれまで見聞きしたものや、習ったこと、ファッションが好きという気持ち、これまでの仕事の経験が合わさってアドバイスとなっていると感じています。
ボトムの干し方一つをとっても、生地に良い干し方や、形が崩れにくい干し方があります。お客様には、「このボトムの場合は〜」というように情報をお伝えすると、お客様も「そういうやり方があったのね！」となるほどと思ってくれたりします。他にも少しサイズがゆるいお洋服のボタンのずらし方など、洋服を楽しみ大切に出来る工夫を伝えています。私のちょっとそういったオタク気質を小出しにしながら、お客様に情報のプレゼントをできたら良いと思っています。
先日、お客様から頂いた質問は、「ウールと綿はどちらがあったかいですか？」というものでした。販売員としては基礎として知っているようなことも、お客様にとっては新鮮な情報なこともありますね。他にも「ダウンが何%入っているので軽くてあったかい着心地です。」とお伝えすると、「何%ってどういう意味ですか？」と質問をいただきました。そのお客様はダウンは商品の総称だと思っていて、中綿はポリエステルの場合もあり、ダウンが鳥の羽だとご存知なかったんです。私が説明すると、お客様は驚いていて、お話しをしながら目をキラキラさせていました。それを見て、私も嬉しい気持ちになっています。商品の購入を決める際の理由付けや判断要素が増えていくという点で、いろんな情報をお伝えすることも大切かなと思っています。

年齢を重ねて販売員を続けるために大切にしていること

MESHWellに入った時に、心配になったのは年齢のことでした。私の年齢で大丈夫なんだろうかと思っていましたが、MESHWellのカスタマーサクセスチームに、経験があるというところをストアさんがポジティブに捉えてくれると思いますとアドバイスをもらい、かなり力になり今の自分があります。
私が年齢という意味で意識していることは、偉そうにならないことです。経験は、仕事に使うのはもちろん良いですが、対人関係に於いては、武器にしてはいけないと考えています。年齢を重ねたらどんどん謙虚になるのが良いかなと思ってます。ストアさんとの信頼関係を作ることは、年齢に関係なく、それぞれ個人のキャラクターや相手へのリスペクトがあれば良いと思います。
ただストアに入店する際の、見た目という部分では、やはりおばちゃんが来たぞっとストアスタッフさんに感じとられてしまうのは良くないかなと思うんです。MESHWellで最初にマッチングしたストアは、ブランドイメージが若めのVISさんでした。オファーを頂いた時点で驚きもありましたが、無理のない可愛い雰囲気の洋服をコーディネートしてストアに伺いました。その後、何度もオファーを頂いているので、ブランドに合った雰囲気作りは出来たのかなと思っています。これはフリーランス販売員として、その都度ブランドの雰囲気に合わせるという、販売員としてするべきことをしているということです。この意識を持つことが大事だと思っています。店頭にいると、お客様によっては、私にわざわざ寄ってくださる方もいらっしゃいます。それはやはり年齢が高い方だったりするのですが、話しやすいなという感覚があるのかもしれません。そういった経験からも、ニーズはずっとあるのかなと思いますし、年齢を重ねたからこその自分しかできない事をを大事にしたいと考えています。

今後の展望

今、MESHWellが本当に最高だと思っています。年齢、経験が仕事にも活かされていくのを肌で感じて嬉しいです。初めて行くストアは結構緊張しますが、これまでの短期単発での派遣勤務の際、新しい環境に入るのは得意で楽しんでいました。ストアのそれぞれの商品を見るのが楽しみで、どういう風にお勧めしようかなと考えるとワクワクしますね。
今回のインタビューも少し躊躇する気持ちがあったのですが、よくよく考えればこの年齢でこういうふうにお声掛けをいただきありがたいと思いお受けしました。私は何かをする時に、不安になるのではなく、全てを勉強と捉えて生きたいと思っています。年齢を重ねるごとに、車のハンドルの遊びの部分を大切に、余裕があり、いろんな事に対応ができる自分でいたいですね。仕事以外でも、趣味の写真や、自分が大切にしたいことも生活の中のバランスよく時間をとり、自由な感覚を自分の中に持ち合わせていたいと思っています。

撮影場所：WeWork Link square