お客様の最善のお買い物をお手伝いする
フリーランス / 砂田 睦さん
活動エリア:関東
現在フリーランス販売員として活動されている砂田さん。フリーランス販売員になったことで、より自分らしく、自分のスタイルを活かし接客できていることがとても嬉しく心地よいと話してくださいました。販売接客はスポーツだと思うというその言葉の意味に含まれる、誠実なお客様への思いなど、接客で大切にしていることを伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 好きな映画
- I am Sam、ジョンガリアーノ
- 座右の銘
- What will be, will be.
- 最近のマイブーム
- 仕事を頑張った次のお休みの時に、ご褒美的にどこに何を食べにいくか検索すること、簡単なビーガンお菓子作り
INTERVIEWタレントインタビュー
- これまでの経緯
- MESHWellは以前WWDの記事を読んで知りました。1日の中で複数のストアとマッチングをして、月収50万円稼いだ方がいるという記事で、すごい!と目に止まったんです。そのままMESHWellを調べて登録しました。登録後、はじめた頃は他の仕事をしながら時々利用していました。
もともと関西から東京に出てきて、アパレル販売や美容室の受付をしてました。当時は、自分のコンディション的にもいけそうな時にマッチングする程度でしたね。そんな中で、自分のやりたいことを今一度見つめ直した時に、やりたいことって意外とそこまでたくさんあるわけではないと気づき、自分の好きなファッション、アパレル販売の仕事をこのペースで続けていこうと考えていました。そうしているうちに、ありがたいことにストアさんからのオファーが増え、自然にメッシュウェルの仕事にシフトしていって、現在はフリーランス販売員としてお仕事をしています。
- 接客する上で大切にしていること
- いらっしゃいませ、ありがとうございますは、必ずその方の目を見て伝えることを徹底しています。目が合ってれば、日本人は恥ずかしがりますが、ニコッとしてくださる方もいますし、その時点でストアに入ってきやすさが生まれると思います。同時に私は、あなたに気づいてますよというのが伝わって、お客様も接客を受ける体制ができ、次の声掛けが唐突にならないと思っています。相手に届く挨拶をすることを大事にしています。
接客中はお客様に集中して夢中なので、自分ではあんまり気づいてなかったんですが、MESHWellでマッチングした先のスタッフさんに、接客中ネガティブな言葉が一切ないと言っていただいたんです。やはり、お買い物は楽しくして欲しいですし、お客様が本心でこれ着たい、似合うと思ったものを購入してもらいたい気持ちから、無意識にそういうことができているのかなと思います。
洋服が似合わない事は基本的にあまりないと思っていて、お客様も自分のイメージにないとか、普段のキャラクターではないという意味で違うなと感じる時に、似合わないと感じるのだと考えてます。また、洋服はパッとそのまま着るのではなく、きちんとその方それぞれに合わせて着ることも大事だと思っています。自分の体型がウィークポイントと思っているお客様が、これは私には似合わないと諦めていたとしても、似合う着方が絶対にあると思うんです。その上で、お客様が選んだ洋服を着てみたいかどうかの気持ちの部分って大事ですよね。どうやったら似合うかなとか、何を合わせたら良いのか分からないところを解消するように、お客様それぞれにあった細かいアドバイスをお伝えします。
悩んでる時には一緒に悩んで、より良いと思う方を選んでいくお手伝いをし、最終的にはお客様が納得と共感をしていただけるという接客スタイルになったら良いなと思っています。
- フリーランス販売員として意識していること
- 私にオファーしてくださるストアさんのことを考えた時、いただいている報酬に見合った業務をしなくては!と思っていますし、売上についても考えます。売上においては、接客をしながら意識していることが1つあります。お客様が気になった商品が1つだとしても、その1つだけだと決めつけないことです。これを選んでるならこの感じも好きかもしれない、これもお探しのものに似合うかもしれないと、店内にお客様がまだ見つけられていない商品がたくさんあると思っているので、それを見つけ出し提案をするようにしています。お客様からは、「それはどこにあったの?気づかなかったわ!」と良く言っていただけます。手に取らなかったから、気づかないまま終わってしまうのはとても残念なので、より良いお買い物をしていただくためにもご提案は欠かせませんね。お会計の際には、お客様が買っておけばよかったと後悔されないように、接客の最後の最後まで良い意味でしつこく確認します。「ポイントで2000円オフになりましたけど、それを利用してこちらは購入されないですか?」と、嫌味なく、少し面白おかしく確認しています笑。それまでの接客でしっかりコミュニケーションをとっているからこそ、押し売り感はなく、本当にお客様を思ってのおすすめなのだと、お客様に伝わっているように感じます。
以前、販売員をしていた時も予算はあり、貢献したい気持ちと同時に、そのことにがんじがらめになってしまうことで自分らしい接客ができなくなることに悩んだ時期がありました。でも今は、売上の意識より、まずお客様に本当に似合うもの、喜んでいただけるものをご紹介した先に、お客様の購入があると素直に考えることができています。MESHWellのサービスヴィジョンも、お客様のお買い物体験をよりよくすることとされている点も、働く上で嬉しいことですね。
- マッチングストア、ブランド商品知識はどのような準備をしていますか?
- 初めて行くストアの商品のものに対しては、インスタグラムやブランドサイトなど商品が掲載してあるものをチェックしていきますね。同じブランドでも、サイズ展開、商品展開も違うこともありますし、そのあたりは、現場に行って忙しくなければ最初に全体を確認し、把握しています。その後は接客しながらお客様を見て、これとこれを組んで提案しよう!お客様に合わせて似合う商品コーディネートを提案しています。自分でコーディネートを凝り固めていくことはしません。なので、その時のライブ感が大事だと思っていて、自分が持っていった商品が違ったなと思った時は、「ちょっと違いましたねっ」とお伝えしています。でもそこから、また次の提案、次の提案と繋がっていくので、接客していきながら、自然と商品知識をアップデートして行っていると感じています。また、接客後に自分の中で、プチ反省みたいなことをしていて、商品のサイズ感などを見直しをしています。
- これまでの経験が活かせていること
- 以前先輩から、「初対面の人がいきなり悩みや自分のことを言うものではない。」と教わったことがあります。とても納得してその価値観が今、非常に役に立っています。自分も人見知りなところがある割にそのこと気づかずにいました。店員は接客するのが当たり前、お客様は商品を探しに来てるから何か言ってくれるのは当たり前、ではないことを忘れてはいけないと思っています。お客様とフランクに話しをしていても、この気持ちを忘れず、コミュニケーションをとっています。最初に働いたセレクトショップはオリジナル商品もハイブランド商品もあり、お客様の層も幅広いストアでした。この時に、販売接客についてたくさん学ばせてもらったと思っています。その経験が接客技術や販売員としてのマインドの礎になっていますね。その時から、私は販売はスポーツだと思っています。実際に、フロアーでは止まることなく動いていますし、全てを意識して動き回りながら、次の行動のための準備をしながら動いてるのは、まさにスポーツですよね。実は小学校から高校まで運動部にいたので、体育会系な一面もあったりします。笑
- 今後の展望
- 私は今、すごい幸せだと思っているんです。MESHWellでお仕事をするとお客様からも、ストアさんからもありがとうございますと言ってもらえます。通常はお客様から感謝を頂くことが多いですが、今はストアさんからも感謝を頂いていて、それが仕事の原動力になっています。ストアさんから、またお願いしますと帰りに言ってもらえたり、すごい良かったですと言ってもらえると、また頑張ろうという気持ちになりますね。
もともとは音楽のお仕事でこちらに出てきていて、収入を得る選択肢としてアパレル販売員を始めたんです。販売員をしていくうちに、この仕事が好きになりました。実はずっとパーソナルスタイリングをやってみたいと思っています。フリーランス販売員になって、いろいろなストアでお連れ様やストアスタッフさんに、お客様の専属のスタイリストみたいと言われることが多くなりました。それはもう自分でもびっくりしていて。パーソナルスタイリストをやってみたい私としては、その言葉をいただけた事がすごく嬉しくて印象に残っていています。今後タイミングがきたら、同行ショッピングでお客様のスタイリングをしてみたいなと心の中で思っています。そして、音楽の時も同じなのですが、自分が発信したものに共感していただいて喜んでくださる、その様子をみて自分自身に幸せな気持ち返ってくる、この幸せのやりとりの形は、どんなことをしていくにしても大切にしたいので、そういう形になるものを人生を通して続けていきたいなと思っています。
撮影場所:WeWork Link square