接客の幅がひろがる、ワクワクするフリーランス販売員という働き方
フリーランス / sakuraさん
活動エリア:関東
以前同じブランドで、社員として働いていた仲間が利用を始め、良い働き方だからと勧めてもらったのがMESHWELLだそう。いくつになっても新しい出会いと挑戦にワクワクしながら、フリーランス販売員を続けているsakuraさんの今の働き方、フリーランス販売員を長く続けてきて感じることなどを伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 好きな映画
- GO 、Shine
- 座右の銘
- 素直さは最大の知性
- 最近のマイブーム
- 温泉巡り
INTERVIEWタレントインタビュー
- これまでの経緯
- 事務職を経験後、洋服が大好きという純粋な気持ちでアパレルの世界へと飛び込みました。自分の可能性を試してみたいと挑戦したアパレルの現場は想像以上に楽しく、それ以来販売員を続けています。ただ、年齢やライフステージの変化とともに、少し働くペースを落としたいと感じるようになり、一時期はパートという働き方を選んでいたこともありました。
私がMESHWELLに登録したのは、以前一緒に働いていた、関西で活躍する友人からの紹介でした。彼女はMESHWELLですでに活躍されていて、「今までになかったアパレルの働き方ができる、すごくいいシステムだよ!」と、熱心に勧めてくれていたんです。雇用されて働いていると、たとえお休みの希望が通るとしても、どうしても周りのスタッフとの兼ね合いを考えて遠慮してしまったり、「本当はもっと休みたいけれど、この日は出勤しないといけない」と気を遣ってしまったりするものです。そうした心のモヤモヤが一切なく、自分の体調や生活に合わせて働く時間を自分でコントロールできるのは、私にとって願ってもない仕組みでした。
最初にマッチングしたブランドは自分の知っているブランドで、その後マッチングしたブランドもプライベートでよく利用している大好きなブランドでした。自分がファンだったブランドで店頭に立ち、いろんな街のストアへ行ける日々に、「この働き方、すごく楽しいかもしれない!」と心が躍りました。
その後、私のフリーランス人生に大きな転機が訪れます。それは名古屋や関西で開催されたポップアップストアでのマッチングでした。そのポップアップで、ストアのみなさんから「sakuraさん、絶対にまた来ていただきたいです!」と想像以上の高い評価をいただき、お客さまからもたくさんの「ありがとう」を受け取ることができたんです。自分の接客がブランドにしっかりとはまり、ダイレクトに認められたという手応えがありました。マッチングを通して自分の存在意義を感じることができた経験でした。このときに、私の中で本格的にフリーランスでやっていこうという思いが芽生え、現在は、MESHWELLでのフリーランス販売員を本業として活動しています。
- MESHWELLを利用してみて
- MESHWELLの楽しさは、ただ単発で働けるということだけではありません。行く先々の場所、店舗、ブランドによって、出会えるお客さまの層も雰囲気も、求められるスキルもまったく違います。自分1人では選ばなかったようなブランドにオファーをいただくことで、「新しい世界へ連れて行ってもらえる」ようなワクワク感があるんです。新しいストアやブランドで自分を試せることが出来、自分の視野がどんどん広がっていく感覚が刺激的です。また、フリーランスだからこそ、今月はこれくらい頑張って収入を作ろうという目標設定も自分次第です。「誰かに決められたペース」ではなく、「自分が挑戦したいペース」で、大好きなアパレルの仕事を楽しんでいます。
フリーランス販売員として活動を始めたころは、とにかく来たオファーは全部受けたいと考えていました。扶養内という制限を外し、これ1本でやっていくと決めたからには、ある程度まとまった収入を作りたいという気持ちもあったのだと思います。多少自宅から距離があるエリアでも頑張って足を運んだり、連勤が続くスケジュールもこなしていました。しかし、少し体調を崩しそうになってしまったんです。それでは本末転倒だと思い、無理をしすぎて日々の接客パフォーマンスが落ちてしまうくらいなら、自分がベストを尽くせる範囲、時間でマッチングをし、機会を大切にしようと思うようになりました。現在は自分の行動範囲を決め、スケジュールにも心地よい余白を作るようにしています。
今でも初めてマッチングするブランドのときは緊張します。ストアの雰囲気に馴染めるか、商品知識が足りなくて迷惑をかけないだろうかと不安になるからこそ、私は事前にブランドのテイストやトレンドをしっかり調べてから現場へ向かうタイプです。そんな風に1回1回のマッチングを大切に準備し、リピートで何度も呼んでいただける関係になれることは、本当にありがたく何よりの励みになっています。これからはリピートストアだけでなく、自分のスキルをさらに活かし成長させるために、新しいストアとのマッチングもチャレンジしていきたいと考えています。
- 印象に残っている接客
- 私が大好きなブランドYONFAのポップアップストアでの出来事でした。常設店を持たないブランドということもあり、通りがかるお客さまの中には、その存在をまったくご存じない方も多くいらっしゃいます。ポップアップで店頭に立っていた際に、百貨店の通路をたまたま通りかかった60代のお客さまがいらっしゃいました。ラックの服を気に留めて見ていらしたので、私はそっとお声掛けをして、ブランドのこだわりやシルエットの美しさを丁寧に説明しました。「じゃあ、ちょっと着てみようかしら」とお客さまが試着をはじめたのですが、ご自身のイメージに合っていたこともあり、何十着とご試着くださいました。最終的にはだいたい8割近くの洋服を試され、何点もご購入くださったんです。さらに驚くことに、そのお客さまは1週間のポップアップ期間中に3回もお店に足を運んでくださいました。お帰りの際お客さまが、「今まで、自分に本当にフィットするブランドになかなか出会えなかったの。でも、すごく好きなブランドに出会えました。ありがとう」と伝えてくださいました。あのとき、通り過ぎるはずだったお客さまに声をかけたことで、生まれたこの縁にうれしい気持ちになりました。
ポップアップストアは常設店舗を持たないことも多いため、出店が終わるとお客さまとの接点は途切れてしまいがちです。だからこそ私は、お客さまがそのブランドを忘れずに興味を持ち続けてくださる、つながる接客を意識しています。例えば、シャツを購入されたお客さまに、スマートフォンを取り出して、そのブランドの公式Instagramのコーディネート画面をお見せします。「このシャツ、こうやって着回してもかわいいんですよ! よかったら公式アカウント、チェックしてみませんか?」とその場でお客さまにフォローをしていただくことを見届けるところまでセットにして接客をします。情報が溢れる時代だからこそ、1度しっかりとつながっておけば、次のポップアップの開催時にもお知らせが届き、またあのブランドに行こうと戻ってきてくださるきっかけになります。
今の私が接客で大切にしているのは、今日来てくださったお客さまに、そのブランドのよい思い出やよい気持ちを持って帰っていただくことです。フリーランスである私の接客は、その日その瞬間だけで終わる一期一会かもしれません。でも、私の接客がきっかけとなって、お客さまがブランドのファンになってもらえたらうれしいです。もともと私は、服に限らず美味しい食べ物などを見つけると、周りの人に「これ本当に美味しいから食べてみて!」と全力でおすすめしたくなってしまう性分なんです(笑)ブランドの魅力を、お客さまにご紹介していくプロセスは、私にとって本質的に楽しい大好きな時間です。
- 接客で大切にしていること
- 私が接客の最後にもっとも大切にしていることがあります。それは、お客さまがこれにしようと購入商品を決断されたときに、心を込めて「すごくいい買い物のチョイスですね」とこの言葉を添えることです。お客さまが自分の意思で選んだ洋服や小物が、プロの目から見ても正解であるということをお伝えしたいと思うんです。それをしっかりと言葉にすることで、お客さまは「これを買っていいんだ、よし!」と、深い安心感とワクワクした気持ちでストアを後にすることができるのではないかなと思っています。
デニムブランドEDWINでのマッチングの際のことです。ご来店された50代のお客さまは、20年ぶりにデニムを新調されるとのことで、事前に生成AIを使って徹底的にリサーチを重ねていらっしゃいました。「50代・綺麗めで穿けるデニム・できれば日本の国産ブランド」AIにそう問いかけ、おすすめされた特定のモデルの情報を持ってご来店されたのです。私はその事実を知りませんでしたが、お客さまとお話をしていて、綺麗に見えるデニムをお探しなのがわかり、お客さまの体型や雰囲気をプロの目で見て、3本のデニムをご提案しました。お客さまが試着室で穿き比べ、1番スタイルが綺麗に見えてぴったりと選ばれた1本が、AIが提案したデニムと同じだったんです。後からその事実がわかり、お客さまと盛り上がりました。AIからの客観的なデータと、販売員である私からの「お客さま、これが1番お似合いです」というリアルな言葉が重なったことで、お客さまの納得度は高まったようでした。
今後、世の中の仕組みはどんどんAIに変わっていくかもしれません。でも、どれだけ便利な時代になっても、「実際に試着してみたい」「信頼できる人に背中を押されたい」と思うものだと思います。販売員は、ただ洋服を販売するだけでなく、お客さまが自信を持ってハッピーになれる後押しをすることや、よい気持ちで買い物をしていただく空間をつくることができる。そういったお客さまの気持ちを大切にしたいと思っています。
- 長く続けてきて感じること
- 長くMESHWELLを続けていると、何度も呼んでくださるストアとの間に、信頼関係が育まれていくのを感じます。現場に入った瞬間、スタッフのみなさんから「sakuraさんが来てくれて本当にうれしいです!」と声をかけてもらったり、「今日も助かりました!」と伝えてくださったりすると、今日もここで接客ができて本当によかったと、胸がじんわりと温かくなります。
これからMESHWELLを始める方や、始めたばかりの方へ、長く活動を続けていくためのアドバイスを送るとしたら、私はまず、オファーの波に心を左右されず、常にフラットでいることを伝えたいです。マッチングにはどうしても時期的な波や、ストアとのタイミングといったご縁があります。オファーがたくさん届くときもあれば、少し落ち着くときもある。そこで一喜一憂して落ち込んでしまうのはもったいないと思うんです。たとえその日1回限りのマッチングだったとしても、また1年後、数年後につながるかもしれないと信じて、目の前のお客さまに自分にできる最善を尽くします。その誠実な積み重ねこそが、結果としてリピートにつながっていくのかなと思います。
マッチングで大切にしているのは、ストアの空気を読むことです。今日はゆったりと丁寧にお客さまと向き合う日なのか、それとも、どんどん接客を回していくスピード感が求められる日なのか。その日のストアの状況に合わせて、自分の動き方を瞬時にシフトさせます。そして、その日にお客さまへお伝えするべき「商業施設のキャンペーン情報」や「ブランドの確認事項」といった必須なことは、必ず最初に自分から確認します。忙しい店舗であればあるほど、社員のみなさんは自分の業務や接客で手一杯ですし、みなさんが忙しくて手が回らないからこそ、助っ人として私がここに呼ばれたんだという気持ちを忘れません。必要以上にストアに何かを求めず、自分が解決できる仕事は自主的に見つけて動く姿勢が大切かと思います。その立ち振る舞いを見て、社員のみなさんも安心して売場を任せられると感じてくれるのではないかと思っています。
- 今後の展望
- 年を重ねると、ついつい新しい場所へ行かないための理由を先に見つけちゃうことってありますよね。でも私は、新しくマッチングするストアとの出会いを怖がるんじゃなくて、できるだけワクワクして楽しめる自分でずっといたいんです。それは仕事だけじゃなく、プライベートでも同じです。挑戦する気持ちを、いくつになっても忘れないで生きていたいなと思っています。
プライベートでは、コロナ禍で始めた趣味の「登山」に熱中しています。気づけば1人で東北や九州、さらには日本アルプスの高山へと遠征するようになっていたんです。私は、誰も知らない場所へ、地図を広げて自分の足で進んでいく感じがワクワクするんです。あわせて、実はちょうど1年前くらいから、フィギュアスケートも始めました。全然滑れなくて最初は本当にできないことばかりです(笑)でも、大人になってから「できないことが、少しずつできるようになっていく感覚」に出会えるのはよい刺激ですね。リンクに行くと、私より年上の方々も果敢にチャレンジしていて、始めるのに遅いということはないんだなと、たくさんのエネルギーをもらっています。
MESHWELLも趣味も自分のペースで、チャレンジ精神も大切にしながら楽しんで過ごしていきたいです。
撮影場所:WeWork Link square