2020年9月30日(水)の21時00分から30分間の予定でメンテナンスを行います。ご迷惑おかけしますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

「子供の今を100%大切にしたい」20年のキャリアを経て見つけた、後悔しない新しい働き方

フリーランス / chihiro39さん
活動エリア:関東

誰もが知るラグジュアリーブランドの第一線で、16年間販売員を続けてきたchihiro39さん。大好きだった職場を離れる決意をさせたのは、「母」としての思いでした。「子どもが甘えてくれるうちは、そばにいたい」という自分の気持ちを叶えるために、フリーランス販売員に転身されたchihiro39さんのこれまでの経緯や接客で大切にしていることを伺いました。

QUESTIONまずは簡単な質問

好きな本
「元ルイ・ヴィトン顧客保有数No.1 トップ販売員の接客術」、「人生の創造主は自分自身」
座右の銘
「人生は楽しんだもん勝ち」
最近のマイブーム
子供たちとスケボーすることと藤井風さんを推すこと

INTERVIEWタレントインタビュー

これまでの経緯
私のアパレルキャリアのスタートは、原宿のアンティローザでした。もともと古着やヴィンテージが大好きで、服飾の専門学校に通いながらデザイナーを目指していたんです。でも、個人でキッズ服の販売をしていた経験があった母から「服が好きなら、学校にいるより現場に飛び込んだほうが早い!」と力強いアドバイスをもらいました。確かに自分のモチベーションが1番高い今、現場で学ぶほうが得られるものは多いかもしれないと思い、アパレル業界に飛び込みました。3年半の間、販売だけでなく店長やバイヤーとして店舗を作っていく楽しさを学びました。販売の現場の楽しさを知り、その後ラグジュアリーブランドへ転職しました。実は、当時の私はハイブランドにほとんど興味がなかったんです。でも原宿のヤングカジュアルど真ん中のストアを経験したからこそ、違う新しい世界をのぞいてみたいという好奇心が湧き転職を決めました。
ラグジュアリーブランドで私が勤めていた16年の間に、そのブランドを取り巻く環境は大きく変わり、さらに価値を高め、より幅広い世代からの支持が増えました。変化する顧客層に寄り添いながら接客スキルを磨いてきたこのブランドでの経験は、私にとって大きな財産です。
MESHWELLを始めた経緯
第一線で働いていたときは、楽しかったからこそ頭の中が常に仕事のことでいっぱいでした。時短勤務の中、仕事と育児の両立のため時間と心に余裕がなかったと思い返します。16年という長い年月をそのブランドで過ごし、心から大好きだった職場の退職を決意したのは、家族、子どもとの時間を大切にしたい思いからでした。当時、小学校高学年になり多感な時期を迎えた長男の変化に向き合いきれていない自分に、どこかもやもやとしていました。子どもの今この瞬間を100%大切にしないと絶対に後悔する、気持ちに正直になろうという決断でした。長年お世話になった会社への感謝はもちろん、何より現場のスタッフたちがたくましく成長し、ブランドも絶好調な時期でした。「もう、私がいないとまわらない状況じゃない。みんななら大丈夫だ」と確信できたチームのおかげで、身を引くことができました。本当に感謝しています。
MESHWELLは、すでにサービスを利用してで活躍されているタレントさんから紹介いただきました。フリーランス販売員という働き方を知ったきっかけは、意外にもポップアップの店頭で接客したご新規のお客さまからの言葉でした。「あなたはフリーランスに向いていそうですね。新規のお客さまの心をつかむのが上手」と言っていただいたんです。当時はラグジュアリーブランドで時短勤務をしており、周りにもフリーランスという働き方をしている人はほとんどいませんでした。その後、"フリーランス"と言う働き方そのものを最初に意識したのは、現在、接客講師をされている土井美和さんとの出会いでした。少しずつ、販売員の新しい働き方を意識し始めるようになりました。退職後は、自分の経験やスキルが同じような販売員の役に立てばと言う思いから、接客ノウハウやマインドなどをSNSで発信するようになり、自分の接客力の再現性を高めるためにMESHWELLをはじめたいと考えました。
MESHWELLを利用した今の働き方
私が初めてマッチングしたのは、外資系のアウターブランドのPOPUPでした。初めてのサービス利用、初めてのブランドでの接客でしたが、不安よりもワクワクした気持ちでした。実は前職のころから、顧客様向けのイベントやポップアップストアがあるときには「私に行かせてください」と自ら手を挙げて飛び込んでいくタイプだったんです。いつもと違う場所で新しいお客さまにブランドの魅力を伝えていくことが大好きでした。なので、今MESHWELLで毎回異なるブランドの店頭に立つことは、私にとって、大好きなポップアップストアでの販売に挑むような感覚でした。新しい発見や出会いを楽しみながら、自分の持てる力を最大限に発揮したいと考えています。
MESHWELLでのマッチングペースは、あえて詰め込みすぎないようにしています。慣れ親しんだルーティンではない環境での販売は私にとって毎回が新鮮な挑戦です。良いパフォーマンスを出すためにはエネルギーも必要と考えているので、現場に立つときは100%の力で挑みたいとも思います。だからこそ、今の私にとって大切なのは、子どものそばにいる時間、オンラインでの接客アドバイザー活動、そしてMESHWELLの3つのバランスを「心地よい余白」を持って両立させることです。
今も仕事で留守にすることはありますが、家を空ける時間が以前とは違います。私が家にいることで子どもは安心してくれているようです。働き方を変えたあと2年間で子どもに驚くほどポジティブな変化がありました。中1になった息子が、今でも両手を広げて「ただいま!」と帰ってきてくれる姿を見るたびに、あのとき、今の働き方を選んで本当によかったと心から実感しています。
接客で大切にすること
ラグジュアリーブランドで長く働いてきたこともあり、高額商品の金額は接客する上でよい意味で気になりません。私の中では、高額商品をご紹介しているというより、その商品を必要としているお客さまに届けているという感覚なんです。MESHWELLでマッチングする際はいろいろな価格帯のブランドにいきますが、そこで改めて確信したのは、接客の本質は変わらないということです。お客さまが1番に求めているのは、お買い物をする時の安心感ではないかと考えています。そのために特に大切にしているのが、観察です。お客さまが入店された瞬間、何を考えてフロアを歩いているのか。視線がどこで止まり、どんな表情で商品を手に取っているのか。たとえば、フロアをぐるりと見渡したあとに特定の商品にたどり着いたなら、「軽量なものを探しているのかな」「今日はシューズなのかな」と、言葉を交わす前からある程度推測します。お客さま自身も意識していないかもしれないのですが、表情や動きから今日の目的を想像して察することが、その後のよいコミュニケーションにつながると考えています。「この人なら信頼できる」「この人の言うことなら聞いてみよう」と感じていただける接客を目指しています。
よくコミュニケーション能力が高いねと言っていただきますが、自分では”飾っていないだけ”だと思っています。私は、自分の内面を出すことに抵抗がないタイプでいつでも自然体なんです。初対面のお客さまに対しても、よい意味で人間味をさらけ出して接してしまいます。私がオープンマインドで接することで、お客さまも自然と「実はこんなことに悩んでいて」と話してくださることもあります。お客さまとの出会いもご縁なので、その瞬間を私も楽しんでいます。
MESHWELLを利用してみて
MESHWELLは私のように、「一度退いたけれど、また販売員に戻りたい」そう思っている主婦の方にも、感覚を取り戻し、いつかまた復帰するチャンスや、生活にメリハリができる場所にもなり得るかと感じています。また、自分が何を好きなのかわからないと悩んでいる若い世代の方にこそ、MESHWELLのようなプラットフォームをおすすめしたいです。
正社員として1つの場所に留まると見えない景色も、フリーランスとして多様なブランドの裏側や現場で業務をすることで、自分の感性がどこに反応するのかがクリアに見えてきます。もちろん、フリーランスには正社員のような保証や安定感はありません。私自身、体が丈夫なタイプではないので、働けなくなった時の厳しさは隣り合わせです。でも、その厳しさを知ったからこそ、会社員として守られていたことがどれほど幸せで、当たり前ではなかったのかに深く気づくことができました。世の中は驚くほど速いスピードで変化していて、新しい職業や働き方が次々と生まれていますよね。私たちの 子どもが社会に出るころには、今では想像もつかないような働き方が当たり前になっているかもしれないと思うんです。自分の子どもが新しいことに挑戦しようとしたら、私は心から応援したいですし、何でも受け入れられる母でありたいんです。だからこそ、まずは私が自分のやりたいという気持ちに素直になり、さまざまな経験する姿を見せたいと思っています。
今後の展望
1度アパレルの現場から退き、専業主婦として過ごす期間があったからこそ、「やっぱり接客がしたい」という自分の本心に気づきました。大好きな販売員として現場に立ちながら、実現させたいと考えていることがあります。それは、販売員という素晴らしい仕事の価値を伝えていくことです。残念ながら、世の中でどこか軽く見られてしまったり、給与が安いから誰でもできると言われてしまうこともある仕事ですが、だからこそ、誰でもチャレンジできる人間力を高められる素晴らしいお仕事だと思っています。
様々な場所でお手伝いさせていただく中で、SNSでフォロワーがたくさんいるようなインフルエンサー店員であっても、どこか自信が無いようにみえます。ファンの多い素敵な販売員が多い今の時代だからこそ、自分がやっていること、自分の選んだ仕事にもっと自信を持って働ける販売員を増やしていきたいんです。そのために私は今後も、販売員のあり方についての発信を続けていきたいと思っています。今は方法を模索中ではありますが、どんどん形にしていきたいと思います。

撮影場所:WeWork Link square

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