接客経験とパーソナルスタイリストの知識を活かし、自分らしい働き方で邁進する
ダブルワーカー / じっこさん
活動エリア:関東
パーソナルスタイリストとして、講師やスタイリストなど多岐にわたる活動をしながら、MESHWELLを活用するじっこさん。MESHWELLでのマッチングを「自分に戻れる接客の時間」として大切にされているそうです。ダブルワークをしていて感じる良さ、働き方を変えたことでの変化などを伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 好きな本
- 石井庸子さんの「82歳素敵マダムのおしゃれ見本帖」、原田マハさんの「風のマジム」「暗幕のゲルニカ」
- 好きな食べ物
- 和食、火鍋、ナッツ
- 最近のマイブーム
- 気分に合わせたアロマと、日本酒を少し入れたお風呂で1日をリセットすること
INTERVIEWタレントインタビュー
- MESHWELLをはじめた経緯
- 新卒から16年間、アパレル企業にて接客から店舗運営・スタッフ育成まで、さまざまな経験をさせていただきました。とても恵まれた環境でしたが、体調面での不調に直面しました。自分の体を第一に考えた生活へと見直す必要があると感じ、一度しっかり整える時間を持とうと決意しました。そして、これまで培ってきたキャリアを新たな形で活かしていきたいという感謝の気持ちとともに、退職を選びました。
その後、自分らしくいられる仕事とは何かを、ゆっくりと見つめ直す時間を取りました。これまでの経験を振り返る中で、接客を通してお客さまにスタイリングをご提案すること、そしてファッションを通じて内面まで満たされる時間をお届けできることに、大きなよろこびを感じていたのだと気づきました。ファッションを通して満たされるそのひとときこそが、私にとってのやりがいです。だからこそ、この想いを別の形で実現したいと考え、お客さまと一緒にショップを巡りながらスタイリングを行うパーソナルスタイリストを目指しました。現在は体調管理も安定し、さまざまなご縁に恵まれながら活動できていることに、心から感謝しています。
私がMESHWELLというサービスを知ったきっかけは、ロールモデルの1人であるパーソナルスタイリストのnanaeさんに個人的にインタビューさせていただいたことでした。その際に、活動の幅を広げる選択肢としてMESHWELLを教えていただきました。独立後、最初に経験した仕事がMESHWELLでのマッチングだったのですが、この経験がフリーランスとしての自信につながり、今でもとても大切な経験として心に残っています。
- フリーランス販売員とパーソナルスタイリストのダブルワークで感じていること
- MESHWELLは今、正社員として接客していたころの感覚に戻れる、大切な時間になっています。前職では40代〜80代という幅広い年齢層のお客さまに対し、顧客担当制というきめ細やかで高い対応力を求められるブランドに配属していました。そこで、丁寧さやお客さま心理に寄り添うこと、商品把握力やスピード感なども含めた接客プロセスの質を、日々高めることができたと感じています。
フリーランスになり、その経験を活かしながら、自分が好きな同世代に支持されるブランドや、これまで触れてこなかったブランドの店頭に立つことは、わくわくしますし新しい刺激にもなっています。お客さまの層ごとに異なるファッション感覚を実感できるのは、MESHWELLでさまざまなストアとマッチングできるからこそだと思います。「この世代のお客さまはこんなふうに商品を手に取り、こんなポイントで選ばれるんだ」といったリアルな傾向を肌で感じられることは、パーソナルスタイリストとしてリサーチも兼ねている私にとって、プラスの面しかありません。商品の特徴やお店の流れ、ストアごとのスピード感の違いを感じながら接客することは、スキルの幅を広げてくれると感じています。
また現在、私は骨格診断やパーソナルカラー診断のプロのアナリストを目指す生徒さまの育成講師も担当させていただいています。楽しみながらも本気で学ぶ、意識の高い方々と向き合う時間は、やりがいであると同時に責任と緊張感も伴います。そこでお伝えする中で感じるのは、MESHWELLでの現場経験が、生徒さまの今後の活動の参考のひとつになるということです。リアルなお客さまの反応や声を伝えられることは、このダブルワークの良さだと感じています。
一方で、フリーランスならではの難しさを感じることもあります。事前にブランドのコンセプトやタグの見方などをリサーチして店頭に立たせていただいていますが、ストアごとに現場ルールがあるため、その都度自分から確認したり、スタッフの方々と積極的にコミュニケーションをとるようにしています。また、できるだけ早くストアの雰囲気に溶け込むことも大切にしています。少しでもストアの役に立ちたいという思いがあるからです。1回限りのご縁であったとしても、次もまたお願いしたいと思っていただけるようなパフォーマンスを残したい。その思いから、都度反省や改善を重ねながら、これからも丁寧に続けていきたいと考えています。
- 接客する上で大切にしていること
- 接客をする上で大切にしているのは、目の前のお客さまに心から興味を持ち、深く知ろうとする姿勢です。ファーストアプローチは、少し早いかなくらいの感覚でお声がけをしています。店内にいらっしゃるお客さまの視線の先や、自然と手に取っている商品、店内での動きなどから、お客さまが何に悩まれているのか、何を求めていらっしゃるのかを瞬間的にキャッチし、お声がけをします。その時に大切にしているのは、圧迫感を与えないスピードとトーンです。お客さまのペースを尊重しながら、何を求めていらっしゃるのかを、私自身の言葉でお伝えすることを意識しています。
私は接客の中で、相手のテンポや温度感にスッと合わせられるところがあります (笑)。お客さまにご提案していく中で大切にしているのは、否定をしないことです。少し恥ずかしそうに「この洋服は自分には似合わない」とお話しされるお客さまには、柔らかく同じ温度感で寄り添うことで、徐々に心を開いていただけることもあります。また、その日お客さまがお召しになっている洋服から、好みやテイストを把握しつつ、バックグラウンドを伺いながら、それらをヒントに新たなご提案をすることもあります。
MESHWELLでフリーランス販売員として接客をしていて嬉しいのは、「次は、いつお店にいらっしゃるの?」と聞いていただいた瞬間です。フリーランスという立場上、次に必ずお会いできるお約束はできませんが、自分の接客を通してブランドへの安心感が増し、お客さまに納得して商品を手に取っていただけたのだと感じます。顧客満足度がストアのプラスにつながったと実感できたとき、やりがいを感じますね。
- パーソナルスタイリストとしての接客とは
- 現在、MESHWELLでマッチングをしながら店頭に立つ中で、お客さまを一目見た瞬間に、似合うファッションや色が自分の引き出しからすっと出てくるような感覚があります。これまでの経験から、接客で一番大切にしているのは、お客さまの感覚や好み、そしてワクワクする気持ちです。もちろん、メソッドとしての正解が、必ずしもお客さまが一番着たいものとは限らないということも、常に心に留めています。お客さまが「この商品の雰囲気は好きだけど、自分には似合わない気がする」と悩まれているときは、そこであきらめてしまうのではなく、苦手な要素をどうカバーし得意なものをどうプラスすれば素敵に見えるかを、具体的に伝えるようにしています。
以前、50代くらいのお客さまが、ご友人とのお食事会用の洋服を探していました。具体的なシーンも伺い、少しきれいめな印象のものを希望されていたのですが、年齢を重ねる中での体型の変化を気にされており、これまでお好きだったデザインや雰囲気の洋服が似合わなくなってきたと感じていらっしゃいました。その影響もあり、少し気持ちが沈んでいる様子で、ネガティブな言葉も出てしまう状況でした。ただ、とてもおしゃれでファッション感度の高い方だと感じたので、その感覚を大切にしながら無理のない範囲でのご提案を意識しました。その後、ご提案した洋服を試着いただき、ご自身にしっくりくる1着をお召しになった瞬間、お客さまの表情がふっと明るくなり、気持ちが軽やかに変わっていくのが伝わってきました。スタイリングを進める中で、少しずつ気分が高まっていかれる様子も印象的で、最後には最初の様子からは想像できないほどの素敵な笑顔を見せてくださいました。この出来事は、今でもとても心に残っています。
このように、これまでは感覚で培ってきたスタイリングの提案も、現在は理論を理解していることで、より的確に言語化できるようになりました。なぜ似合うのかを納得感を持って伝えられることで、迷われている方の背中をそっと押すことができると感じています。
その結果、お客さまの満足度が高まるだけでなく、ストアにとっても決定率や回転率の向上につながり、良い循環が生まれていると実感しています。パーソナルスタイリストとしての知識は、今では自分の中に自然と身についている感覚があります。これまでの実践的な経験と、現在も続けているブラッシュアップを大切にしながら、これからもストアでの経験や学びを重ね、お客さまにさらに喜んでいただけるよう努めていきたいです。
- 現在の働き方、MESHWELLを利用してみて
- 現在の活動は、MESHWELLでのマッチングに加えて、ありがたいことにさまざまな機会をいただいています。個人のお客さまへのスタイリング同行やご自宅のワードローブ提案、断捨離のお手伝い、専門学校での講師や法人向けセミナー、プレ花嫁さま向けのドレスコンサルティングやご試着同行なども行っています。
このようにさまざまな立場で活動する中で感じるMESHWELLのメリットは、業務時間や報酬を自分で設定できる点です。前職では役職としての役割に注力していたため、プラスαの学びの時間を確保することが難しかったのですが、フリーランスになったことで、自分のための時間を調整しやすくなりました。また、公私の予定を自分でコントロールしやすい点も大きな魅力だと感じています。
フリーランスになるにあたっては、自分の心身のケアや家族との時間も大切にしたいと考えています。現在はバランスよく時間を使えることで、心もフラットな状態を保ちやすく、オンとオフの切り替えもしやすくなったと感じています。この自由度の高さは、私と異なるさまざまなライフスタイルの方にも働きやすい環境なのではないかと思います。
また、未経験の方でも販売員に挑戦しやすいサービスである点も魅力のひとつだと感じています。私自身、店頭でのマネジメント経験があるからこそ、当時、MESHWELLのような仕組みがあればと思う場面も多く、ストア側にとっても非常に有効なサービスだと感じています。シフト作成において、閑散期にはスタッフを休ませたい、繁忙期には人員を増やしたいといったニーズを柔軟に補える、双方にとってメリットのある仕組みだと思います。
私自身は、パーソナルスタイリストとしての活動を軸に、さまざまな挑戦をさせていただく中で、アパレル接客の時間は、自分の原点に立ち返るような感覚があります。長く経験してきた分野だからこそ、感覚的にからだが自然と動く部分もありながら、その感覚を改めて磨き直し、ブラッシュアップできる場でもあります。そうした環境に身を置けていることに、日々ありがたさを感じながら、これからも大切に続けていきたいと思っています。
- 今後の展望
- 私は、日々店頭に立ち続けている現場スタッフの皆さんのことを、心から尊敬しています。コロナ禍での大変さや、ネット社会が加速する中での現場の変化や苦労も、過去に正社員として働いていた経験があるからこそ、身近に感じていますだからこそ、フリーランスとなった今の自分にできることは何かを、常に考えています。
そのひとつが、自分自身が“架け橋”のような存在となり、お客さまと信頼できるストアとをおつなぎしていくことです。パーソナルスタイリストとしてお客さまをサポートする中で、MESHWELLでの活動を通して出会った素敵なブランドや、魅力的なスタッフの方がいらっしゃるストアへ、ご案内させていただきたいと考えていますし、実際に少しずつ形にもなってきています。お客さまにとっては、プロのいる空間で安心してお買い物を楽しんでいただけること。そしてストアにとっては、新しいお客さまとの出会いや売上につながること。そうした双方にとって良い循環を、少しずつ生み出していけたらと思っています。
外側の立場だからこそできる形でストアに新しい風を届けながら、自分がご縁をいただいた場所に、長く貢献し続けていきたいと考えています。MESHWELLという場をお借りしながら、あたたかい繋がりや環境を、これからも丁寧に育てていけたら嬉しいです。
撮影場所:WeWork Link square