収入もスケジュールも私次第、自由と責任を感じるフリーランス販売員に
フリーランス / hassyさん
活動エリア:関西
今回の関西のTalentLinkで「MAT(Most Active Talent)賞:最もたくさんのストアとマッチングしたタレント」を受賞されたhassyさん。ストアから、呼んで良かったと思ってもらえるコストパフォーマンスを追求しているそうです。そして、お客さまに「接客された方が良いお買い物ができた」と思っていただくことを、販売員をはじめた時から意識しているそうです。そのために実践していることなどを伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 好きな本
- アルケミスト/ニーチェの言葉/仏教哲学/アドラー心理学
- 座右の銘
- 「人の成長は未熟な過去に打ち勝つこと」『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくる言葉です。笑
- 趣味
- カメラ(風景撮影も好きですがポートレート撮影の方がより好きです)
INTERVIEWタレントインタビュー
- MESHWELLの気に入っているところ
- アパレル販売の世界に飛び込んだのは10代の頃。当時は「毎日全力でおしゃれをして仕事ができる場所はここしかない!」という思いで、アパレル販売員のキャリアをスタートさせました。それから派遣やマネキン紹介などを通じて、23年間この仕事を続けています。当初は「おしゃれが好き」という自分目線の動機からスタートしたのですが、現在は自分の経験や積み上げてきたものを通して、人や社会に貢献したいという気持ちの方が大きくなりました。
MESHWELLは、フレキシブルな働き方ができないかと考えていた時に、「フリーランス 販売員」とインターネットで検索した中で見つけました。その時は、正直にいうと「本当に大丈夫なサービスなのかな」とも思いましたが(笑)、サービスの構造として理にかなっているとも感じました。実際に利用してみると、本当に自分に合ったサービスでした。私がMESHWELLを気に入っている最大の理由は、何といっても、自分で自分の時間を決められる仕組みです。これまでの派遣やパートタイムのように、シフトメンバーの一人だった頃は、まとまった休みを取るのが精神的に大変でした。たとえ会社側が「良いですよ」と言ってくれていても、自分が長期間抜けることで現場の仲間に負担をかけてしまうと、気を遣ってしまう自分がいました。自分で働く日を決められるMESHWELLでは、そういったストレスがありません。
もちろんフリーランスなので、トピックを作った日に必ずオファーが来る保証はありません。でも「この日は働く、この日は休む」という判断をすべて自分で行えることが、とても良いと思っています。その結果(収入が変わる可能性も含めて)を自分自身で受け止める責任はありますが、そこも含めて覚悟を持って自分で決められる自由さがとても気に入っています。 また、いろんなストアに行き、さまざまなブランドを知りたい気持ちも満たされています。私はフリーランス販売員の傍ら、パーソナルスタイリストとしての活動もしています。MESHWELLで店頭に立つ時間は、私にとって最高のリサーチの場でもあるんです。「あ、これはあのお客さまに似合いそうだな」「このトレンドの着こなしはブログに書こう」といった気づきが常にあり、二つの仕事がとても良い影響をし合って繋がっています。
- ストアでの立ち振る舞いで大切にしていること
- 特に意識しているのは目を中心とした表情です。歓迎していますという気持ちが伝わる優しい眼差しを心がけています。コロナ禍でマスクを着けるようになり、口元が見えなくなった時に、自分が思っている以上に、目で笑えていなかったことに気づいたんです。お客さまを安心させる笑顔はこれまで、口角を上げることに頼っていましたが、目元で伝える大切さに気づきました。この目元の意識を持ってから、ファーストアプローチからお客さまの心が解れるまでのスピードが格段に上がった実感があります。スマホを片手にオンライン商品を迷っていたお客さまが、ふと心を開いて「実はこれを見に来たんです」と相談してくださったり、サイズの質問をしてくださったりと、声をかけてくださることが多くあります。「目は口ほどに物を言う」という、ことわざの真意が少し分かったような気がしています(笑)。
動的待機のときや、提案する商品を探して真顔になりそうな瞬間も、通路を歩いているお客さまと目が合うことがありますよね。そういう時に真顔でいると、「販売員って怖いな」というのを無意識に植え付けてしまう気がするんです。なので、マッチング中は表情の意識を忘れないようにしています。そして「お客さまは、私たちが想像している20倍は緊張と警戒をしている」という前提を忘れないようにしています。「何か買わされるんじゃないか」「話しかけられたくないな」という気持ちがあるかもしれません。その前提を持つことで、自分がどんな態度で接するべきかが自然と見えてくると思っています。笑顔で届ける安心感はまず、大事な最初のアプローチだと思っています。
- フリーランス販売員として大切にしていること
- はじめてのマッチングは、アダムエロペでした。個人的に好きなブランドで、憧れのブランドだったので、まさかそのブランドの店頭に立てるなんてとワクワクしました。同時に「役に立てるかな、好きなブランドの人から失望されたら、、」と不安もありました。実際には、マッチングがはじまると、今までの経験を集結させて自然に接客ができました。ストアスタッフとのコミュニケーションは戸惑いもありましたが、その後のマッチングでは、ストアに着いたら事前にフィッティングルームを使う順番やストア細かなルールを確認するようにしました。はじめてのマッチングするストアに伺う時には、少し早めに行ってストアの様子を見たり、事前にオンラインで商品のランキングや世界観を把握していくようにしています。
フリーランスとして活動する上で、私はお客さまだけでなく、呼んでくださるストアさまも大切なお客さまだということを常に念頭に置いていますね。継続的にオファーをいただくために意識しているのは、ストア側に「hassyさんを呼んで本当にコストパフォーマンスが良かった」と感じていただくことです。それは単に売上を作るという数字面だけではないと思っています。私が販売に徹することで、お店のスタッフの方々にはストック整理や週報の作成、レイアウト変更といった、本来集中したかった業務にあたる時間を作っていただきたいんです。「彼女がいたおかげで、今日1日のお店がスムーズに回ったね」と思っていただき、尚且つ売上も取れているという、そんな費用対効果が良いことを実感してもらえる動きが、次のオファーに繋がるのかなと思っています。
- 接客で大切にしていること
- 接客において私が何より大切にしているのは、対話です。お客さまが抱いているファッションのイメージって、実は抽象的なことが多いんですよね。「(なんとなく)こういう感じがいいな」というぼんやりした輪郭はあるけれど、それをどう言葉で表現するのが良いかわからないことが多いのではないかと感じます。だからこそ、私は質問を重ね、雑談を交えながら、お客さまの中にある答えを一緒に探し言語化していきます。例えば、似たような二通りの白いブラウスがあったとしたら、「こちらはクールでモダンな印象ですね。なぜならラインが直線的だからです」というように、素材感やディテールの理由を添えて説明します。たとえその場で購入に至らなかったとしても、こういった接客を大切にすることで、お客さまの中に「自分が求めていたのはこれだったんだ」というヒントが残ればいいと思っているんです。言葉を使って、お客さまの「なりたい像」をクリアにするお手伝いができたらと思っています。
もう一つ、20代の頃からずっと心がけている想いがあります。今はファストファッションも増え、販売員に話しかけられるのが苦手なお客さまも多いと思います。でも、私はそんな方にこそ、接客を受ける価値を体験してほしいんです。固定観念がひっくり返るような接客がしたいという気持ちがあります。「接客されたほうがいいお買い物ができた」「買い物がもっと楽しくなった」そんな風に、商品だけじゃないギフトを届けられたら良いなと思っています。そしてお買い上げがないとしても、記憶に残るお買い物体験と感じていただき、再来店に繋がるように、そしてファッションを楽しんでもらえるように、ホスピタリティ精神も向上させていきたいです。
- MESHWELLで印象に残っている接客
- 阪急メンズ館のポップアップストアで接客した時のことです。男性のお客さまが入店されたのですが、二言目に「このブランドはどういう背景があるの?」と質問をされました。男性のお客さまは、女性以上にブランドのストーリーや背景を大事にされる方が多い印象があるのですが、そのお客さまはよりそういった部分に興味や価値を感じているお客さまのようでした。ポップアップのマッチングだったので、事前の勉強会に参加していたこともあり、準備していたことでお答えをしていたのですが、どんどんと話が広がり、日本の職人不足やものづくりの哲学の話にまで発展して盛り上がったんです。私はもともと知的好奇心が強くて、縫製工場のYouTubeを見たりしているんです。洋服に携わる者として、誰がどんな思いで作っているかにも触れておきたい想いがあります。その時も、学んでいた知識が自然と会話に役に立ちました。結果として、そのお客さまは「海外旅行で散財した後だから、カードを使うのはきついんだけど、、」とお話ししながら、高単価のコートを購入してくださいました。帰り際に「話が本当に楽しかった」と言っていただけたことは、フリーランス販売員としてとても嬉しかったです。
- 今後の展望
- 人に服を選ぶことがとにかく好きという気持ちを胸に、今後もフリーランス販売員として活動していきたいと思っています。また、パーソナルスタイリストの活動も大切にしていきたいと思っています。お客さまそれぞれに深く関わるオーダーメイドの形で、フリーランス販売員としての経験や提案を活かしていきたいです。また、ブログなどの発信を通して、ファッションの解像度が上がったり、視点が増えるような言語化も続けていきたいと考えています。この3つの「販売・スタイリング・発信」を行き来しながら、服を通して「人生をより良くしていくこと」をお客さまと一緒に考えられる存在でいられたら嬉しいです。
実は昨年11月にネパールへ2週間行ってきたのですが、以前の働き方なら、何か月も前から計画を立てて、周囲にシフトの協力もお願いしてお休みをとるので、申し訳なさという気持ちの負担を感じていただろうなと想像します。MESHWELLはそういった、目に見えないストレスから私を解放してくれました。誰かを巻き込んでしまう罪悪感なく、自分の人生も充実させることができるサービスだと感じています。次のお休みにはベトナムでゆっくりしようかな、と考えています。