2020年9月30日(水)の21時00分から30分間の予定でメンテナンスを行います。ご迷惑おかけしますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

フリーランンス販売員として販売力を活かしストアのニーズにこたえる

フリーランス / Ran0226さん
活動エリア:関西

関西エリアの優秀タレントにも輝いたご経験もあるRan0226さん。フリーランス販売員になる前もショップスタッフとして常にトップセールスでいたそう。フリーランスで販売員の今もお客様がお買い物されてHAPPYになること、売上を立ててストアに貢献することを両立されています。そのために意識していることや立ち振る舞いなどを伺いました。

QUESTIONまずは簡単な質問

好きな映画
グランツーリスモ
座右の銘
Happiness depends upon ourselves
最近のマイブーム
ダーツ

INTERVIEWタレントインタビュー

これまでの経緯
1年間、子供服のeコマースのバイヤーをしていました。それ以前は、外資系ホテルのフロントをしていました。バイヤーから転職する際に、私はやっぱり接客がしたい、サービス業がしたいと考えている時に、派遣会社からまず受けてみましょうと進めていただいた会社にすぐ内定をもらいました。美容部員になりたいと思って就職活動をはじめたのですが、扱っていた商品がアパレルだったんです。そこから、アパレルの販売員を始めました。その後半年間で社員になり、そこから 半年で店長になりました。1日の自分の頑張りが数字に明確化されるのがすごく楽しくて、入社してすぐ個人売上が1位になりました。シフトの横に個人売りが書いてあったので、自分で日割換算し1日の目標をもって店頭に立っていました。もちろんお客様と話すことが好きですし、顧客様ができて、やはり自分に合っているのは接客だなと思いました。その後、ライフスタイルが変わり退職したのですが、仕事を再開した時に、以前からヘッドハンティングを受けていた外資系ブランドで販売員になりました。その時にも、いつもの意識で接客をしていると自然と売上がついてきました。その時期にコロナ禍になり、同時に家庭の事情がありやむなく退職しました。
その後、気持ちを切り替え仕事を再開しようと決め、旅行に行ったんです。そこで山登りをしたのですが、頂上に着いて海が見える絶景を見ながら友人と話している時に、ふと会社員に戻る選択ではなく、フリーランスでやってみようという思いが浮かんできたんです。行動派の私なので、その場で以前WWDの記事で見ていたMESHWELLを思い出し、調べて登録しました。
初めてのマッチングは緊張感があったと思います。事前にどんなお店かなと下見にも行きました。それでもマッチングして店頭に立つと以前の感覚が戻ってきました。その時は、店頭がバタバタしてたのですぐにお客様から声をかけられました。販促を伺う間もなく、フィッティングに通した際に、ポップを見て自ら2点以上10%オフをしていることに気付きました。そこで、簡単で良いので販売促進の内容だけ教えていただけますかとスタッフさんに伺いました。販促商品を知ることでセット率を上げることを意識したり、フィッティングルームの空き状況も確認しながら接客をしていた私を見て、この人に任せても良さそうという印象を持ってもらえたのかなと思います。その結果、今でも継続的にオファーをいただいています。
フリーランス販売員として意識していること
自分が普段身につけないブランドで販売をすることもあるので、店頭についたら可愛いなと思う服を見つけておきます。そして、ストアで在庫を積んでる服があれば聞いておくと、ブランドとして販売して欲しい洋服が把握できます。そしてその場で知った商品をお客様に自分の言葉でプレゼンするのには、どう伝えたら良いかを頭の中で考えます。また、商品単価をできるだけ知っておきたいので、出勤前にオンラインストアで商品情報や次の入荷予定を確認しておきます。お客様に、これありますかと聞かれた際に確認する時間がもったいないと思うんです。お客様と同じ立場になってサイトを見て、情報を知っておくようにしています。家で携帯を見る時間があるならば、仕事につながるサイトを見ようと思う職業病みたいなところもありますね笑
先日マッチングしたストアで、スペインのバルセロナのカバンが店内でPOPUPをしていました。私は、そのブランドを知らなかったのですが、商品をお客様にプレゼンするためにインターネットで調べていきました。20代に人気のブランドで単価が2万円前後のカバンでした。そのストアのターゲットでもある20代にとって、2万円のバッグは少し高いかなと想像しました。だからこそお客様に納得して購入いただくために必要な勉強をして、しっかり準備をしました。するとそのカバンを40分で5個、販売する事ができました。この後、ストアスタッフさんに商品情報を共有したり販売のノウハウを伝授して、商品に関して事前に知っておくと接客しやすいこともアドバイスさせてもらいました。
マッチングする際は、そのブランド毎に社風もありますし、変なプライドは捨てようと思っています。自分がこれまでやってきたことは、もちろん大事にしないといけないけれど、会社や立場、雇用形態も違うので、私が何のためにストアに呼ばれてるかを理解することが先決だと思っています。売上を上げたくてフリーランス販売員にオファーをするストアさんもありますし、人不足でオファーすることもあると思います。お客様のニーズを聞くのと一緒で、ストアさんのニーズを把握して動いてます。店頭に立って肌でそれを感じて行動することもありますし、直接、スタッフさんに伺うこともあります。また、自分が店長をしていた経験から、このストアは基盤店だから売上を取らないといけないだろうなとか、店舗の大きさや立地からストアの特性に気付けるので、そこを自分なりに汲み取っています。スタッフさんとの関係が出来ているストアでは、私が英語、韓国語、日本語と話せるので、インバウンドの方が来た時には対応できますというのもお伝えしています。私を最大限に活用してほしいから、第一優先は円滑にストアが回ることと考えてマッチングをしています。
接客する上ですごい大事にしてること
お客様がハッピーになることを第一に考えて、商品のプレゼンをすることが多いです。選ばれた洋服を着て、こういう体験ができます、とか、こんな素敵な気分になります、とか、、洋服を着ている良いイメージを持っていただけるようにお話をしています。例えば、今は、SNSなどに写真を載せる機会も昔に比べたら多いと思うので、花見や旅行などのワクワクする行事にこの服を着て写真をとったら楽しいですよねとお話しをしています。
また、商品の金額に対して、販売員である私が先入観を持たないようにして接客をしています。例えば、お客様が金額を見ずに、可愛いと思って手に取ったものが、5000円のアウターと10万円のアウターだとしたら、それぞれの商品を同じ熱量でご紹介します。もちろん、売上のことを考えたら、高単価なものが売れたら嬉しいですが、お客様が良いと思うものを選んでいただけるように接客をしたいと考えています。他にも、冬はアウターを3点セットでご提案することもあります。これまでの経験から、限度はありますが、最終的にお客様は欲しいものの値段が高かったとしても、長い目で見た場合に、腑に落ちたり納得できたら購入されると思っています。お客様がとても悩んでいる時の、押し引きのバランスは大切にしています。これ以上押しすぎたらストアの印象が悪くなったり押し売りのようになってしまうとなる前に、タイミングをみて少し引いてみたり、話し方や表情の抑揚をつけています。そして大事にしているのが、ストア全体の状況も見ておくことです。ストアにたくさんのお客様がいらして湧いていたり、フィッティング待ちがかなり入っている時には、そのお客様だけの決定率上げていくことよりも、フィッティングを開けて回した方が、ストアの結果的な数字に伸びるなと感じた時は、検討いただけるように品番書きましょうかとご提案をすることもあります。1人1人のお客様の接客を大切にしながら、ストア全体を見る引きの目線も持つようにしています。一人のお客様だけじゃなくそのストアに来てくださるお客様の満足度を全体的に上げる、良い体験ができたなと思ってくださるような接客を心がけてます。
印象に残ってるお客様
個人的に嬉しかったなと思うのは私と対照的な雰囲気で親子で来店されているお客様への接客です。ファッションも楽しんでみたいけど、まだわからないなというような雰囲気のお2人で、ひそひそとお話ししながら商品をご覧になっていました。お客様を見ていると、パンツとワンピースを触る瞬間が多く、身幅を確認されるジェスチャーがありました。洋服のサイズにも悩まれている印象だったので、是非試着をして見て欲しいなと気づかれないように様子を見ていました。次、別の商品を持った瞬間にお声がけをしに行こうと決め、その前に見ていた商品を「こちらも似合うと思いますよ。そちらの羽織物も素敵ですよね。」とお声がけしました。「それさっき見てたんです。」と笑顔をみせてくれて、すこし安心感を持ってもらったようでした。
その日は割と店頭がゆったりとしていたので、スタッフさんに長めに接客にはいるかもしれないことも伝えていました。私のミッションは、お客様にフィッティングルームに入ってもらうことでした。何か一点、気になる商品をまず試着いただきたくて、今回は手に取られていたワンピースをプレゼンしました。そのワンピースはウエストに少しゴムで絞られてたデザインがあったので、その特徴からシャープに見えることを説明しました。ワンピースも様々な形がありますが、シルエットが気になる方は、ついウエストが絞られてないふわっとしたデザインのものを選びがちです。でも実はウエストが絞られていたり、細いベルトをちょんって乗せるぐらいでもすっきり見えます。それを是非とも体験していただきたいと思いました。「試着後にカーテンを開けられなくても大丈夫なので、せっかくだったら着てみてください。カーテンを開けていただいて大きい鏡で引きで見た方が、綺麗に見えることもあるので、そこはお任せ致しますね。」カーテンを開けなくても良いですよと、試着のハードルをもう一つ下げました。
その後は、本当にたくさん試着をいただきました。全てのアイテムが、見た感じと着た感じではやはり全然違います。骨格によっても見え方も変わってきますし、たくさん袖を通してもらい、お買い物を楽しんでもらいました。試着を待っていたお母様とは、ライフスタイルや今日1日のお買い物やランチについてのたわいもない会話をしていました。でもその中で意識的に、お母様の好きな服装、色をお聞きしていました。すると「じゃあ私もこれを着てみようかな。」と試着をされることになり、気に入ってくださいました。結果的に、お二人でたくさん購入くださり、「お姉さんじゃなかったらこんなに服着ることもなければ、1年間でこんなに買うことが今までなかったのに、すごく洋服が楽しくなりました。」「こんな接客されたの、本当に初めてでいつも相手にされないので、本当に幸せな気持ちになりました。」と言ってくださって、お客様がファッションを好きになるきっかけを作れたことが印象的でした。お名刺ありませんかと最後に言っていただき、今も時々、ストアでお会いできることが嬉しいですね。
今後の展望
これからも、お声をいただける限り、MESHWELLでフリーランス販売員をしていきたいと思っています。
そして、私が今一番大切にしたい事は、私がマッチングすることで、ストアスタッフのストレスを少なくすることです。私は社員で仕事をしていた時、すごく楽しかったんです。今、自分なりにアパレルの良し悪しがわかった上で思うのは、販売員のみんながきっと服が好きで働いていたり、会社が好きで働いていたり、接客が好きで働いていたりしているんではないかなということです。いろんな事がありますが、その中で楽しさや達成感が得られる仕事だと思っているからこそ、マッチングしたそのストアで、目標を達成する一旦を担って役にたちたいと思っています。実際に、相談を受けたりアドバイスをして欲しいと言われることもあって、頼っていただけることを素直に嬉しく思います。
私はいつも、人生長く働かないといけないこのご時世、どうやったら楽しく働けるのかなと考えています。だからこそ、ストアさんのその日の目標に向かって一緒に頑張りたいという思いが強いです。
最近ストアでお客様から、「ブルベだから、イエベなので」と言う言葉を聞くようになり、より、お客様に寄り添った提案が出来るように私自身もパーソナルカラーの資格をとりました。店頭で、お客様の肩に洋服をあてながら、より説得力がある接客が出来るようになったかなと思います。今後もいつも前向きに向上心を持ってこの仕事を続けていきたいです。

撮影場所:WeWork LINKS UMEDA

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