好きを活かして未経験で販売員として活躍する
ダブルワーカー / 青奈さん
活動エリア:名古屋
小さい頃から目指した保育士の仕事を経て、今は保育士の仕事をメインに、名古屋エリアで販売員の仕事をフリーランスでこなすダブルワーカーの青奈さん。洋服が好きな気持ちを活かしてチャレンジした販売員の仕事も自分のペースで楽しく出来ているそう。フリーランスとして大切にしている考えなどを伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 好きな映画
- 君に読む物語
- 座右の銘
- ピンチはチャンス!
- 趣味
- ビーガン料理を食べに行く、瞑想、自然に触れる
INTERVIEWタレントインタビュー
- これまでの経緯
- もともと販売の仕事はしておらず、保育士の経験が10年ぐらいあります。保育士の仕事は週5日間、1日8時間働くという働き方で、1日が本当にあっという間に過ぎていく毎日でしたね。コロナ禍になり、働き方を変えたいなと思い始めました。もっと子どもや親御さんと密に関わる機会をもてる仕事の仕方をしたい、自分で自由に働いてみたいという思いが重なり、経験を活かせるベビーシッターでフリーランスの働き方を始めました。フリーランスへの憧れがありましたが、リスクもあると理解していたので、踏み出す勇気がなかなか無かったんですが、やってみたいという気持ちが勝った感じでした。
その時に、ベビーシッターの仕事以外にもう一つ何か仕事をしたいと考えていました。自分の好きなことを活かして仕事ができたらと、いろいろと調べていたんです。実はおしゃれが大好きだったので、アパレル関係の仕事がしてみたいと昔から思っていたんです。保育士のお仕事をしてると普段あまりおしゃれをする機会がないので、だからこそ休みの日に洋服を見にいって自分でコーディネート考えるのが楽しかったんです。モデルさんのコーディネートをSNSで見て情報を得たり、雑誌もよく見ていました。とはいえ、なかなか実際には、今から未経験で、アパレル販売員として働くのは難しいのかなと考えていた時に、インスタグラムの広告でMESHWellを知りました。販売員のフリーランスという働き方があることを初めて知り、自分で時間対価を設定できたり、業務時間を決められるのがすごく良いなと思い登録をしました。
最初のマッチングは緊張しましたね。もともと人に話しかけたりするのが自然と出来るタイプなので、MESHWellの初マッチングも接客を純粋に楽しむことが出来ました。また、以前ドレスショップで働いていた時に、コーディネート提案の楽しさを感じていたことが力になりました。MESHWellの良いところだと思うのですが、業務が決まっていて、接客に集中できるので、洋服の販売が初めての私でも安心して取り組むことができました。業務が明確で短時間で出来るのがとてもやりやすいです。
- フリーランス販売員として大切にしていること
- お客様にお買い物を楽しんでもらうことはもちろん、フリーランス販売員としてオファーをくださるストアさんの力になることも大切にし、両者を思う気持ちを持っていないといけないと思っています。
1つのストアで接客をするのではなく、いろいろなストアにマッチングをする難しさもありますが、事前にブランドについて調べ、当日はブランドに合う雰囲気で、ストアへ行くようにしています。接客においては、ブランド毎に洋服の単価、お客様の雰囲気も全然違うので、様子見てじっくり声をかけたり、話しすぎないようにしたりと、それぞれに合わせ対応しています。
でも、どのストアにいっても共通して変わらないのは、「あまり遠慮しすぎてもいけないという気持ちを持って店頭にいること」です。せっかくストアさんからオファーいただいているので、マッチングをしている時間に自分に何ができるかと考えたら、やはり一人でも多くのお客さんに声をかけて試着してもらう、商品を検討いただくことだと思っています。ですから、まずはご来店される全てのお客様に、出来る限り一言声をかけようと思っています。もちろん、反応はいろいろあるので、少し落ち込むこともありますが、そこも受け止めて当たっていこうと、お客様の様子に寄り添って、お声がけしています。
そして、オファーをくださるストアさんの役に立てるように、必要な情報は自分から確認するようにしています。例えば、お店の今おすすめしている商品や、キャンペーン情報、お客様の流れを考えて私にストア内でどのように動いて欲しいのかなどです。毎回のマッチングを大切に、ストアさんの期待に答えられるように業務に臨んでいます。
- 経験が活かされていること
- 保育士は子どもを見ている時間が主なんですが、喋れない小さいお子さんとのコミュニケーションをどうとるかというと、表情や動きを見て、今こう思ってるのかなと汲み取ることが大切になります。そして伝えてくれることに、これがやりたかったんだねとまず気持ちに寄り添います。メッシュウェルでの業務では、お客様が手にとった商品を見てこういう服を探してるのかなとか、ワンピースに絞って見ているなとか、お客様の行動から、何を求めて来店されたのかを汲み取り、考えるようにしています。行動を良く見ることで、「先ほどもそちら(の商品を)見られてましたね?」と声をかけると会話のきっかけにもなります。お勧めしても表情が硬い時には、何かが違うのだなと次のアクションを考えます。お客様の表情を見ていて、本当に楽しんでお買い物をしてくれてるなと感じられる時は嬉しいですね。
また、普段インスタやSNSで洋服を見ていたり、ショッピングをしていて、マネキンが着てる商品をみて素敵だなと思ったことが、接客に活かされることもあります。接客中にその情報が浮かび、これとこれも合いますねと自然と会話に繋げています。自分の日常の好きが活かせている瞬間だと思います。また、マッチングしたストアスタッフさんが接客をしているのを見て、あの小物を合わせると可愛いんだなと、真似をすることもありますね。
- 印象に残ってる接客
- アーバンリサーチで接客をした時のことです。店内を長い時間回遊されているお客様がいらっしゃいました。タイミングをみてお声がけをしたら、ライブに行くための洋服を探しているとお話してくださいました。スカートを探しているけれど、自分にとって良い丈感で似合うロングスカートを、いつも見つけられないという悩みを話してくださいました。そこで店内を一緒に探し、こういうのどうですか?、これが似合うんじゃないですか?と、何着かスカートを選んで試着していただきました。お客様はご自身の好みで、少し丈の短めのスカートを選んでいました。でも私はちょっと長めでふわっとしたロングスカートがお似合いになりそうだと思い、提案をしてみました。ご自身で選んだスカートは、試着してみて良いなと思われたようでした。私が提案したスカートをその後試着されると、お客様は「私、こういうの似合うんだ」と驚き嬉しそうにされて、両方のスカートをご購入くださいました。お会計後、帰る際に、「ありがとうございました、これを履いてライブ楽しめそうです。」とわざわざ声をかけてくれたんです。自分の提案した商品を気に入って購入くださったことも、気持ちを伝えに来てくださったことも嬉しかったです。お客様が帰りぎわに声かけてくださることが、これまでも何回かあるのですが、接客が印象に残ってくれたんだとすごく嬉しくなりますね。
接客において、販売員として提案も大事だとは思うんですが、同じくらいお客様が着たい洋服に対する思いを大切にしたいと思っています。私は、お客様が選んだものを、楽しく着てもらえるようにサポートしたいという気持ちがあります。まずは素敵ですよね、お似合いになりそうですと、選ばれた商品、選ばれた気持ちに共感することを大切にし、その上で、これとこれを合わせたら良さそうですね、こちらもお似合いになりそうです、などとお話します。お客様に寄り添いながら、さらに素敵になるような提案をしたいなと思って接客をしています。
- 今後の展望
- この働き方は今の自分にとって、毎日の良い刺激になっていると思います。そして、フリーランスの働き方になってから、ゆっくりと自分の人生について考える時間ができたように思います。今後自分が何がしたいのか、自分にとって一番幸せ、大切なことは何かなっていうのが、正直まだ明確ではないんですが、考えられるようになりました。そしてこれまでより、時間を真剣に生きられるようになった と思っています。MESHWellの働き方も、今、この瞬間に集中して働けると実感しています。ストアに入って今日のマッチングの5時間で、本当に自分が何が出来るだろうと真剣に考え、もっと良くしていきたいという向上心を持って業務と向き合えています。
まだまだ販売員として始めたばかりなので、これからもっとオファーの数を増やしていきたいですし、洋服だけでなく様々な商品が販売ができる人気の販売員になりたいと思っています。販売員をやってみると、とても奥が深い仕事だなと思うんです。お客様それぞれで、感じ方や気持ちが違いますし、そのためのコミュニケーション能力は高くなくてはいけないと感じます。ただ売るっていうのではなく、しっかりと自分の技術も磨いていくことで、多くのお客様の喜ぶ姿を見ることが出来るのかなと思います。そのための経験をこれからも積んでいきたいなと思っています。