瞬発力と対応力を活かしマッチング時間は全力で
ダブルワーカー / OHARAさん
活動エリア:関東
モデルのお仕事をしながら、MESHWellでも販売員の経験をいかし活躍されているOHARAさん。どちらのお仕事でも相手に求められることに合わせるところが一緒だそうです。他にも共通点があるそうで、その中で誠実にお仕事をされているのが印象的でした。これまでの経緯や経験の活かせていることを伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 好きな映画
- 夜は短し歩けよ乙女
- 座右の銘
- No pain, no gain.
- 趣味
- スキンケア、競馬、絵を描く
INTERVIEWタレントインタビュー
- これまでの経緯
- 18歳の時に地元からモデルの仕事をするために上京しました。合わせて、洋服が好きだったので服飾の学校にも通っていました。卒業後はモデルの仕事を継続しながら、大手メーカーのアパレルブランドで販売員の仕事をスタートしました。モデルの仕事が忙しく、スケジュールが変動的なので、アパレル店舗に所属しているのは大変なこともありました。その当時から、能力が高い販売員がスポットで入れるサービスがあったら絶対需要があるのに、なんでないんだろうと思っていたんです。それでも当時勤めていたブランドストアのみなさまには大変お世話になり、応援もしてくださって販売の仕事も続けられていました。だからこそストアに立つ時には、短い時間で圧倒的な売り上げを作って、ちょっとでも力になりたいと思っていました。最終的には、VMDや教育なども任せてもらい、このブランドで多くのことを学べたと思っていた時にコロナ禍になりました。そのタイミングで人員調整などでアパレル販売員が専業の子がシフトに入れなくなったりしていたので、私は退職しようと決めました。その時に、もう一度、スポットのアパレルの仕事はないかと検索してみたところ、MESHWellに出会いました。登録後、始めるならちゃんとすべての情報を得てしっかりやりたいと思い、ZOOMの無料説明会に参加しました。どういう想いを持ってMESHWellを立ち上げたかという話や思いも聞くことができ、共感したのを覚えています。
- MESHWellでお仕事をしてみて
- 初めてのマッチングも意外と緊張はしませんでした。毎回違うストアで仕事をするのはモデルのオーディションと似ている所があるんです。オーディションも、毎回初めてお会いする方々の前で自分を表現するのでその点が同じなんです。オーディション会場にはいって3秒ぐらいで合否が決まると言われていて、その時の瞬発力とか対応力とかってアパレルの接客に似ている部分があるなとも思います。数秒で決まってしまう世界で戦っているので、ストアでも最初の時間を大切にしたいと思っていて、初速を上げるためにも15分ルールを自分で決めています。場に馴染む時間として過ごしてしまうのはもったいないので、マッチングが始まって15分以内に最初のお客様をレジに通すことを目標としています。もちろん、ウィンドウショッピングのお客様もいますし、お客様のお買い物の目的が明確ではないこともありますが、そういう場合はお勧めを1つだけ見せていいですか?とお話しをしてみたり、ストアスタッフから伺ったお得な情報をお客様にお伝えして、コミュニケーションをとり、接客するという体勢を作っています。
スケジュールに関しては、自己管理できるのが本当にありがたいです。以前はシフト調整の協力をしていただいていて、嬉しい反面申し訳ない気持ちも感じていました。今は自分でこまめにスケジュールを確認して、1ヶ月前にはざっくりとトピックを立てて、直前で決まるモデルの仕事にあわせて、細かくトピックを作り直しています。
- 印象に残るお客様
- これまでのマッチングでたくさんのお客様に出会ってきたなと感じているのですが、直近ですと、ショッピングモールで、40〜50代の主婦のお客様への接客が印象に残っています。
ワンピースが気にいっていらしたのですが、主婦だし着ていくところはないからと、最後までご購入を迷っていらしたんです。その時ふと、お客様がお召しだったアイシャドウについて、「そのアイシャドウってあのブランドの新作ですよね?」とお話ししたんです。私はかなりのコスメ好きでもあるのでラメ感などをみて、もしかしたら?と聞いてみたんです。その瞬間にお客様の顔色がパッと明るくなって、「誰もそんなところまで見てくれないの」とお話されながら、急に心を開いてくださった感覚がありました。コスメもお洋服もすごいこだわりがあるけれど周りが気づいてくれなかったから、そう言ってくれて本当に嬉しいとお話してくれました。そして、私が良いと思うように全身のコーディネートを組んでみて欲しいと言ってくださいました。一着の購入を迷われていたところから、最終的に靴まで全部ご購入くださいました。お会計は別のスタッフさんが対応し、私は次のお客様の接客に入ろうとしていたら、旦那さんとお子さん連れてきてくれて、「本当にこんなに気分が上がったの久しぶりだった、ありがとう。」と伝えてくださったんです。嬉しかったですし、接客の時にはお客様の潜在的なニーズや、本当はこう見られたいっていうところをわざとらしくなく拾うように意識してるので、そこがたまたまバシッと合ってよかったと思いました。
- 経験がいかされていること
- コーディネート力です。私は割と理論的にお客様に似合うコーディネートの良さをお伝えする接客が好きなんです。ニーズを見つけてそれに合ったお答えをしていく、プロとしてのアドバイス、コーディネート提案の数が大事だと思っています。この洋服ならこのパンツとこうやって合わせて、こんな着方ができるなど手元で実際の商品を使って視覚的に見せることを大事にしています。お客様の購入を迷うポイントって自分が着こなせるかなとか、買って本当にたくさん着るのかしらみたいな部分があると感じていて、その不安解消のために具体的なイメージをさせることが私の得意なところだと思います。実は以前長くいたアパレルブランドは、当初メンズがメインのブランドで、必然的にお客様は男性が多く、年齢も当時の私より年上の方が多いブランドでした。学生だった私のことを信用していただくのは難しさもあって、そういったお客様に対して、知識や理論的なアドバイスをする接客で納得してもらえるようにしていました。その時の力は今も根底にしっかりとあり、活かされていると感じますね。お客様より知らない状態はプロとして失格だと思うので、今は、例えばSNS全部いったん見て、主力かなと思う商品を確認しコーディネートも事前に組んで携帯に入れておくなどの準備もしています。この人はわかってる、信頼できるプロフェッショナルとして頼っていただけるような自分でいたいと思っています。
また、忙しい店舗に長くいたので、忙しさに慣れていることもあり、そういう状況でスタッフさんがどんな動きしてるか、どこに立ってて役割は何かが大体イメージがつきます。以前、「初めてストアに来たのになんかセール2、3回一緒に乗り越えたくらいの一体感ですね。」と言ってもらえたことが嬉しかったです。
- 今後の展望
- モデルはずっと続けようと思っています。今、どちらの仕事においても、事前準備をしっかりして臨みますが、もちろん反省することもあります。そうならないために、できて当たり前というか、ちょっと高めのハードルを日常から自分に課さないといけないと感じています。日常生活で低いハードルになれてしまうと、スイッチをオンにして戦うオーディションへ行った時にすぐに対応できないと思っているので、私はできると言い聞かせて日々そのための努力をしています。MESHWellも年齢が上がっても、求められ続ければできる仕事だと思うので、持ち前の情報収集力や準備力を接客に活かしてストアさんに求めてもらえるように努力したいと思います。これから結婚したり家族が増えても、スケジュールを調整しながらこの働き方を続けていきたいですね。天職と感じているこの2つの仕事を大切にしたいです。
撮影場所:WeWork Link square