準備万端だからできる120%のパフォーマンスを信条に
フリーランス / 塚本晋也さん
活動エリア:関東
塚本さんはMESHWellでマッチングした際に、ストアの活気ある雰囲気に感動し、フリーランス販売員としてまたアパレル業界で働くことを決めたそう。販売のためには「準備」が大切、そしてストアの顔になれるように毎回のマッチングに100%向き合っていると、清々しくお話をしてくださいました。MESHWellとの出会い、販売員として大切にしている事など伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 好きな食べ物
- ハイカカオチョコレート
- 特技
- お客様の好みとサイズがなんとなくわかる
- 好きなファッションブランド
- プラダ、バレンシアガ
INTERVIEWタレントインタビュー
- MESHWellを知った経緯
- MESHWellに登録したのは4年位前です。当時は新卒で入社したアパレル企業で10年ほど店舗販売員として勤めていました。その頃、同じ環境下での販売はやり切った思いがあり、今後の進路について考えていました。そんな時に旧twitterかweb媒体でMESHWellを知りました。その記事のリンクからMESHWellのサイトに飛ぶと、イラストタッチの説明やyoutubeの説明動画があり、サービスについて知ることができました。ストアに行ったらどういう業務をしたら良いかなど、明確に想像できたのでその場で登録をしました。「ブランドの垣根をこえていろんな店舗で働けるなんて画期的なサービスだな!」と胸が高鳴ったのを思い出します。ただ、登録をしたまではよかったのですが、トピックを立てないと実際にオファーをいただけないことを当時理解できておらず、登録しっぱなしでしばらく過ごしていました。笑
その後、別の販売手法にチャレンジしたいと考え、アパレル企業を退職し人材業界の営業職に転職しました。その期間にMESHWellを思い出し、「そういえばMESHWellって今使えるんだっけ?久しぶりにアパレルの現場も知りたいな。」とトピックを立ててMESHWellを利用するようになりました。
- MESHWellを利用してみて
- 久しぶりに戻ったストアの風景は今でも忘れられません。その風景とは、お客様がファッションを楽しむ笑顔が溢れている様子でした。コロナ禍に転職を決めたこともあり、当時の閑散としたストアの印象が心に残っていました。実はその空気感の中で、洋服を販売する価値を見失ってしまったことも転職の要因としてありました。私の中で失われていた、当たり前のその風景をまた見ることができて、とても嬉しく感動するほど心を打たれました。そして、一度アパレル業界から離れてしまった私を再度迎えてくださるストアさんと、コロナ禍にもファッションの文化を絶やさず守り続けてくださった現場の販売員の方々に大きな大きな感謝を感じました。おこがましいですが、こんな私でも現場のお役に立てるならこの感謝を行動で返していきたいと強く思いました。この気持ちでMESHWellを使ってフリーランス販売員を本格的に始動しました。
- MESHWellを通して知った新しい接客への思い
- MESHWellでマッチングをする中で初めて鞄の専門店で販売をしました。専門店の商品は新作の入荷が多くはなく、固定の定番品を販売する点が新鮮であり難しさも感じていました。洋服の接客をする際は、お客様の希望にあった類似品の紹介や新しいコーディネート提案をするなど、商品数が多くあることで、出来る接客の幅が広いと思います。靴の専門店にマッチングをしてみて、初めは接客に付加価値をどのように付けたら良いか掴めませんでした。そんな時に放送中だったドラマ”ブルーモーメント”の主人公が言った「奇跡は起こるもんじゃない。準備するものだ。」という言葉にハッと気づきを得ました。ストアにご来店されたお客様が私から商品を購入されることは奇跡に近いことだと思います。私はこの奇跡を起こすためにこれまでの洋服の販売では、ストアにある商品を片っ端から金額・デザイン・素材などを確認し、お客様が商品に気づきやすいように商品整理を繰り返すことをしてきました。まさに、自分は販売の”準備”を行なっていたのだなと思いました。この準備があるから、お客様がなぜその商品を手に取ったのかの気持ちを推しはかった接客ができ、奇跡的に販売できているのかもと考えました。
この気づきがあった日から、鞄の専門店にマッチングした際も、毎回定番品を必ず実際に手に取って金額・デザイン・素材の確認、商品整理など「準備」をするようにしました。そうすると、お客様からご質問いただいた際に、具体的に価値のある情報提供が出来るようになりました。例えば、同じ鞄でも見た目に小さな違いですが、こことここの違いがあるから、カジュアルな印象ですとお伝え出来るようになりました。梅雨が近づき撥水機能が欲しかったり、夏に向けて背中のムレを気にされるお客様など(鞄の)機能を知りたい方も多くいらっしゃいます。商品タグを確認していて、機能的な特徴を発見する事もあり、この素材はもしかして通気性良いのではないかと調べて、接客に活かせた事もあります。お客様の期待にそった提案が行えるようになり、質問にも価値ある返答ができ、手応えのある接客ができるようになりました。この言葉は僕の販売の格言として今後も意識していきたいと思います。
- これまでの経験が活かせていること
- 経験を活かせていると感じる部分は、店舗管理者経験があるため店舗業務を把握できていることです。現場のスタッフさんが、今何を行なっているかある程度推測ができサポート出来ます。例えば棚卸しを行なっているようであれば、閉店後スキャンしやすいように商品タグを見えやすくしておくなど、接客業務をメインとしながら少しでも役立てることをイメージして店頭で行動しています。またスーツ、フォーマルウェアの販売も行った経験があるので、お直しのご質問を頂いた際はお客様の要望をしっかり聞きとり、スタッフに引き継ぐことができます。
また、これまでの経験も活かして、ストアのお客様層にあわせた接客アプローチを意識しています。モール系のストアさんでは、お声がけをすることでお客様が商品を手に取るきっかけを作ることができるので早めにお声がけをしています。そうすることでその後の会話が広がる感覚があります。逆に、路面店や専門店は、ご自身でアイテムを調べていらしたり、ファッション感度が高いお客様が多いと思います。私は、お客様が商品を見やすいように自分の存在を消しながら手に取られた商品などを観察し、あの商品がお客様に似合いそうだと分析しながらタイミングを見てアプローチをします。その時には、商品を持って提案をするようにし、「今ご覧になっている商品とこの商品が合いますよ。」などと声がけをしています。それぞれに合ったアプローチをすることで、お客様がファッションを楽しむお手伝いができたら嬉しいなと思っています。
- フリーランス販売員として感じるやりがい
- フリーランス販売員になった今、お客様に全力100%で向き合えていると感じています。それは自分のライフスタイルに合った働き方をしながら、接客に集中して販売員の仕事ができているからです。とはいえ、フリーランス販売員としてオファーをいただかないと業務ができないので、マッチングした際は、ストアさんに自分をプレゼンする気持ちで臨んでいます。ですので、スタッフさんがやりたいけど実際はできていないことを、自分がやりたいと思い店頭に立っています。例えば、お客様の入退店の挨拶です。店舗運営は接客業務以外の付帯業務が満載の毎日で、全てのお客様に心地の良い挨拶を行うのは難しいことだと、自身の経験から想像できます。だからこそ、接客業務に特化しているフリーランス販売員の私がそこをカバーし、お客様に気持ち良く入退店して頂きたいと思っています。実際、ストア内では僕が1番声を出している自信があります。自分を評価してもらい、ストアに呼びたいと思っていただけるパフォーマンスをし続けることにやりがいを感じています。
また1日の前半と後半で違うブランドのストアで販売させていただくことがあるので、どちらの雰囲気にもマッチするスタイリングを考えることも、フリーランス販売員ならではかと思います。路面店なのかモールなのか専門店なのかによって、お客様の層が変わるのでその現場にマッチするポイントを考えます。例えば鞄の専門店はジャケットを着て行くよりもシャツやTシャツなど少し軽快なスタイリングの方が販売がうまくいくという数字が自分の中では取れています。
- 今後の展望
- 今後の自分の人生について具体的に考えるようになり、やりたい事、生きたい生き方を想った時に、自分の好きな事ってシンプルだなと気づきました。その気づきからMESHWellでフリーランス販売員の道に進みました。好きなことを自分が思い描く形で出来る今、改めて思うのは、「感謝」の気持ちです。オファーを頂かないとお仕事ができない立場の中で、私が毎日を笑顔で楽しく健やかに生活ができているのはMESHWellとストアさんとそこで働くスタッフの方々のおかげだと思うからです。まずは1年間、MESHWellを通じてフリーランス販売員を全うしたいと考えています。季節の移行期や繁忙期やイベント期など、年間での店舗運営やお客様のモチベーションの変化やマッチングの増減を経験し数字を取っていきたいと思います。
ファッションも楽しみつづけ、販売員としても素敵な存在でいれるように最近では人生で始めて美容液を購入し、本気の美容と筋トレを始めて奇跡の準備を始めています笑 そして、一生若々しく健康で、趣味の散歩を楽しみたいですね。妻も7月からMESHWellでフリーランス販売員を本格的に始める予定なのでサポートをしていきたいと考えています。今度は夫婦でインタビューに呼んでいただけるように更にストア様に貢献していく所存です。
撮影場所:WeWork Link square