2020年9月30日(水)の21時00分から30分間の予定でメンテナンスを行います。ご迷惑おかけしますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

お客様の人生の1ページを接客で彩りたい

フリーランス / iizasa_akaneさん

その人の明日がよくなる、私とえらんだ洋服で明日のその人の人生が変わる、そんなことがあったらいいなと思って本気で接客しています、と真っ直ぐ伝えてくださったiizasa_akaneさん。経験が豊富で、豊かな感性をもって大好きな仕事を今自分らしくできていると話してくれました。これまでの経緯、今仕事で大切にしていることなどを伺いました。

QUESTIONまずは簡単な質問

好きな映画
シンプル・シモン、リトル・ミス・サンシャイン、ジョン・カーニー作品
星の王子さま(サン=テグジュペリ)、スロウハイツの神様(辻村深月)、リズム(森絵都)
好きな食べ物
タイ料理、チーズ
特技
絵を描くこと、ギター

INTERVIEWタレントインタビュー

これまでの経緯
高校進学してすぐの頃にとあるバンドに出会い、大好きになりました。そのバンドが下北沢出身だと知ったのち、憧れてすぐに地元から1人で下北沢へ訪れたほどでした。実はそれが私の人生の転機になったんです。幼い頃から本が好きで将来は図書館司書になろうと思っていたのですが、下北沢で古着を知り服の魅力にはまり、ファッションの世界に行きたいと思うようになりました。洋服を好きになって自分で自分を認められるようになったのも大きかったです。
新卒で古着小売企業に就職しました。そこから7年程正社員で販売をしました。途中転職してバリスタを経験するのですが’、やっぱり自分が一番興味があるファション、販売の仕事がしたいと思い応募したのが、立ち上がったばかりのアパレルメーカーでした。入社してすぐコロナになってしまい、そこからの1年はとても大変でしたが、店長やスタッフとたくさんの会話を交わし、時に涙もし、熱量をもって本気で仕事と仲間に向き合った時間でした。人とここまで腹を割って話せた経験はないかもしれないです。ブランドの中で実力もついてきて、やがて店長になる道も開けたのですが、私はそれ以上に、プレイヤーとして接客に集中したいと思う気持ちが強かったんです。そんな中自分の後輩が成長して店長になったり、顧客売上の成績も達成出来たことをきっかけに、OEMと卸をおこなっているアパレルメーカー営業へ転職しました。そこで働くうちに趣味で販売をしてみようかなと土日に副業でpop upのお手伝いを始めました。そこで出会った方に「販売が絶対向いているのにやっていないのは勿体無い!」と言っていただき、勧めてもらったのがMESHWellでした。その日にすぐ調べて、登録を行いマッチングするまでドキドキして過ごしたのを覚えています。当時の仕事はアパレルの営業でしたが、電話の数で勝負するようなやり方の営業が中心でした。顔を合わせて表情をみて販売をするのが好きな自分の中で、商品の良さをその商品を直接着る人に届けたいと感じていたので、MESHWellでの販売の時間は自分が自分らしくいられる時間に感じました。
MESHWellを利用してみて
副業で販売をしていたとはいえ、最初は戸惑いがありました。店頭に立ってみて即戦力として求められていることに気づき本気で頑張ろうと改めて気持ちが入り緊張感がありました。今はMESHWellがメインになりお互いwinwinな働き方だと感じています。カジュアル、古着に慣れ親しんでいるので、今まで経験したことのないストアに立つことができるのがとても刺激的です。私はこれまでの経験で知らなかった世界が広がっていて、仕事をしていきながら成長させてもらっていると感じます。新卒採用で面接を受けたブランドとはMESHWellを通じて働く機会をもらいました。良い経験ができていると感じています。頂いたオファーは基本受けるスタイルでいます。「やれないじゃなくてやらないだけ」という言葉が好きで、仕事においても、馴染みのないブランドはスタイルがわからないし自分で務まるかなと一瞬思っても、だからこそやってみようと思います。自分の底力をみたいと思う部分もあって、負けず嫌いな一面が良い方向に働いていますね。今ではマッチイングも増えて、そのストアで働くスタッフが好きで、一緒に働きたい、力になりたいという気持ちでさまざまなストアに立っています。
仕事をする上で大切にしていること
スタッフとのコミュニケーションを大切にしています。やはり、外から単発でストアに入るので、スタッフが自分を信用できるように、安心してもらえるように心がけています。当たり前の事かもしれませんが、初めましての店舗に行くときには必ずスタッフの方々1人1人へ挨拶を行い、その日一緒に働かせていただくスタッフの方々の名前を覚えるようにしています。その後なにかお願いする時なども名前を呼ぶようにしています。相手に名前を覚えてもらえることは嬉しいことだなと仕事をしている中で自分が感じたり、一緒に働く上でやっぱりどんな人か分からないと不安かなと思ったり、とにかく短い時間で信頼関係を築けるようにというのを大切にしています。またストアでの自分の立ち位置に気をつけています。ストア全体の雰囲気やその上で自分の役割はどんなことなのか、フォーメーションも含めて確認します。自分から確認することで、お店の中での役割が明確になりますし、求められたかたちでストアに貢献できると思っています。
ある少数精鋭で店舗を回しているショップにて、マッチングさせてもらった後に頂いたコメントが今でもとても嬉しく胸がじーんとしたことがありました。その日は店長さんと新卒の方と私の合計3名で、それぞれがメンズ・ウィメンズフロアを両方見るスタイルで業務しました。普段は状況によりますが淡々とこなす接客をするよりも、時間が許す限りいらしたお客様に対し、どれだけ心を開いていただきその人のために合ったスタイルを提案できるかを大事にしています。その日もとても忙しかったのですが、どのお客様もすごく信頼してくださり、スタイリングを一緒に考え、私も提案をさせてもらい、お気に入りを見つけていただくお手伝いをしていました。対応に追われてバタバタと1日を過ごしました。なかなかスタッフの方とコミュニケーションが取れなかったので心残りに勤務を終えた日だったのですが、その後、レーティングにあわせてコメントをくださったのです。「新卒スタッフがiizasa_akaneさんの接客に感動して、真似をしたほどでした。ありがとうございます。」とコメントをくださいました。お客様には当たり前ですが、スタッフにもつたえられることがあったのが嬉しかったです。前職でも自分の背中を見せて後輩を育ててきたので、そういうことがフリーランスになった今もできることに、ジーンときました。新しいやりがいを感じる瞬間でした。自分の接客で誰かに何かを与えられたという事に感激してこれからもスタイルを変えずに頑張りたいと思えました。
接客で大切にしていること
目の前のお客様を自分と好きなモノを通して幸せにしたいという思いと、そのお客様はそのお客様しかいないから、そのお客様らしさを活かすことを接客する上で大切にしています。自分の色とか意見を伝えるというよりも、お客様の色を引き出すというのが接客の軸です。そのお客様は他に代わることのないオンリーワンなので、それぞれに合うものを一緒に見つけていきたいと思っています。そのためにも会話を大切に、潜在意識を引き出すような、YesのNoの答えではない質問をしていくようにしています。例えば、「持っているお洋服でよく着るものはどんなスタイルですか」「直近で買ったお洋服はなんですか」とか、仕事の洋服で探されている方には「好きなお洋服を着ていける職場ですか、ルールなどありますか」など聞いてみます。それ以外にもお客様との会話をとにかく楽しみたくて、私自身、オタク的なものから、ミーハーなものまで幅広く好きなので、いろんな会話の引き出しを使ってコミュニケーションをとっています。お客様がストアにいらしているということは、潜在的になにかを探していると思いますし、その内側の感情をお客様が心地よい距離感でコミュニケーションすることを大切にしています。仕事の時には、相手を思いっきり思いやって、しっかりと気を使いながら接客をしていると思います。
これまで社員として経験した2ブランドの全店に立たせていただいたこともあり、路面とテナントと地域と年層と問わず対応できることが今活かせているなと思います。また直近で勤めたブランドでは、スタッフスナップに力を入れたブランドで3年間スタイリングと見せ方などをとにかく勉強・実践を繰り返してきました。結果、社内でスナップからのEC売上貢献が3位という結果を残せたので、今いざ店頭でお客様からスタイリングの相談を求めれたとしても困ることがないと感じ、前職で得た自分の強みと思っています。それを活かし少しでもお客様に貢献したいと思っています。
今後の展望
私の人生のテーマに、「誰かの人生の1ページになりたい」という思いがあります。自分がファッションに出会ったことでコンプレックスだらけの自分を愛せるようになったように、今度は自分が相手に良いモノを与えられる存在になりたいと思っています。現在はMESHWellの他にヴィンテージショップのPOPUPストアに携わらせていただいており、少しずつ目指す方向に近づいている気がします。自分で仕事を受ける時には、MESHWellでのフリーランス販売員の実績から、報酬交渉できるようになりました。フリーランス販売員になり好きな仕事、事、を自分で選べるようになり、リスクはありますが挑戦が好きな自分に合っている働き方に出会えたと思っています。元々自分がファッション業界に飛び込んだきっかけが古着で、いつかはバイヤーになれたらと思ってました。さまざまな社会人経験、アパレル経験をへて洋服の目利きもできるようになったかなと感じています。今、そう思えるようになり、バイイングの仕事をしていきたい気持ちがより強くなりました。今後はそれを現実にしていきたいですし、MESHWellではハイラインのセレクトショップやさまざまなブランドで働かせていただき、その中で一層の商品知識と自分の感度を磨きながら買い付けやそれらの販売運営の準備も進めていこうと思っています。フリーランス販売員として自分を必要としてくれる方々と働きながら、自分が良いと思うモノに価値をつけて世の中へ挑戦もしていきたいです。いつか地元(千葉の田舎)でもファッションを発信できたら嬉しいですね。そしてずっと好きなバンドのライブに行けるのが何よりの喜びなので、そのためにも頑張りたいですね。

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