お客様の心の声を見つけ出す
フリーランス / mikaiさん
活動エリア:関東
今回のインタビューはフリーランス販売員として活躍されているmikaiさんです。好きなものはファッションだけでなく、コスメ、IT業界、デザイン、カメラなど好奇心旺盛なmikaiさん。インタビューをしていると、お仕事だからではなく本質的に人の役に立ちたいというホスピタリティーを持っている方だと感じました。その思いを接客にどのように繋いでるのか、そしてメッシュウェルを通して変化したmikaiさんの心境についても伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 休みの日の過ごし方
- 友人と食事です。最近ハマっているのはカレー屋巡りです
- 最近感動したこと楽しかったこと
- 奮発して購入したカメラのレンズの写りが良かったこと
- 好きな本・映画・音楽
- 映画はジムジャームッシュの『ストレンジャーザンパラダイス』
白黒だから表現できる世界観が美しくて、大好きな映画。
芸術は、浮世絵の歌川広重と北斎が好きです。
ここ数年で実物を見て一番感動したのは若冲の『樹花鳥獣図屏』でした
INTERVIEWタレントインタビュー
- メッシュウェルのサービスを利用した理由を教えてください。
- 服が好きという気持ちは常にあり、今までファッションに関わる様々なお仕事をしてきました。販売員、デザインの仕事、自分で洋服を作り販売した経験もあります。最近まではオンラインでスタイリング業務、また直接クライアントさんとお会いするパーソナルスタイリングの仕事をしていました。その仕事をしている時にもう一度、様々な方の洋服に対する考え方やニーズに直接触れたいと思うようになったのですが、ちょうどその時にメッシュウェルを知りました。これは自分の仕事に活かせると思ったのがメッシュウェルのきっかけです。単純に人と話をする場を増やしたいという気持ちもありましたね。
- 接客をする上で大切にすることは?
- 常に全力でお客様に向き合うこと!これを大切にしていますね。お客様との出会いは一期一会で、次会えないかもしれないですよね。そう思うとまずご購入以前に「このお店に来てよかった」と思ってもらいたいのです。おもてなしの心でいつも全力です(笑)。お客様が来店されたら「いらっしゃいませ」って挨拶すると思うんですが、他のスタッフが言うから言うのではなく、私は必ずお客様の顔を見て挨拶するようにしています。この向き合う気持ち、ウェルカムな気持ちをきちんと言葉にのせることで、その後のコミュニケーションにつながると思っています。はじめにこの挨拶をしていると、お客様が何か聞きたいなと思った時に、「あ、あのスタッフさんに聞こう」と思ってくれたり、私からお声がけをした場合でもスムーズにお話が出来ると思います。
お客様とのコミュニケーションでは2つのことを意識しています。「お客様の良いところ」を探すこと。そして、「お客様の好み」を探ること。この2つのバランスを考えた上で、ご提案、ご相談に乗っていきます。「お客様の雰囲気をより良く活かすお洋服選び」「お客様が自分をどう見せたいのか」、この2つはお客様の好みと私の価値観が合わないこともあるので、ご提案する時にはポジティブに伝えます。楽しいお買い物の時間になるように伝え方も大事ですよね!「もっと〇〇だったら、さらにお似合いになりそうですね!」と相手を尊重し寄り添いながらも、あくまでも自分の気持ちに正直に。
お客様の「なんか良い」「なんか違う」そんな漠然とした思いを言葉にしてあげる。それができた時、お客様も納得してくれて、共感、信頼にも繋がっていくことだと思うんです。なんとなくの「素敵ですね」「お似合いですね」の言葉は適当さが相手に伝わると思うので、なぜ良いのかという理由も具体的に伝えることが自分にしかできない接客になると思っています。
- 店頭で接客していて感じることはどんなことですか?
- インターネットで簡単に服が買えてしまう時代、わざわざお客様は足を運んで店に来てくれています。「実物を見たい」ということもあるかもしれませんが、+αの何かを期待してると思うんです。これは私の考えですが、それを期待していなかったとしても、もしくはお客様が気づいていない内側のニーズだったとしても、お店で接客する時はその+αを伝えるのが販売員だと思っています。なので、私は無理強いするとかではなくて、お客様の理解できる範囲の中で新しい世界を見せてあげたいという気持ちがあります。それをどうお客様に伝えるかというのが一人ひとり違いますし、個々に合わせた接客ということなのだと思います。この思いを先ほどの接客で大事にすることに繋がってくるんです。例えばノースリーブが苦手なお客様に対して、同じノースリーブでも少し肩が隠れるデザインをご提案をしたら気に入ってくださったという事がありました。お客様も「こういうのが着れるんだ!」と喜んでくださって、小さな事でもお客様にとっては新しいファッションの楽しみ方に繋がった瞬間で、一緒に嬉しい気持ちになりました。
- 印象に残っているお客様はいますか?
- すごくおしゃれで物腰も柔らかくて素敵な方が来店されて、はじめはお声掛けしてもあまりお話したがらなそうなご様子でした。なのでそっと見守っていたんです。後から知ったのですが、その方は他店に懇意にしているスタッフがいるお客様でした。この日はそのスタッフがいる店舗で取り扱いのないブランドを見にくるのが目的でお買い物にいらしていました。お客様は気になる商品を試着され、お話をしていく中でスタイリングのご提案をさせていただきました。嬉しいことにそのスタイリングをとても気に入ってくださって。お話の中で店頭にあった商品でお客様の手持ちアイテムがお伺いできたので、それに合いそうなアイテムも一緒にご提案したところ、「自分では思いつかない組み合わせでスタイリングの幅が広がった!」と喜んでいただけたんです。直接売上に全て繋がったわけではないのですが、喜んでいただけたことがとても嬉しかったです。最後には「普段はどちらの店舗で働かれているんですか?」と聞いてくださったんです。このお客様に限らず、スタイリングのご提案をしてそれを喜んでいただけることが大きなやりがいです。
- 1日の中で、2つ以上の異なる店舗でお仕事をされる事もありますが、この新しい働き方を体感してみていかがですか?
- メッシュウェルでは1日の時間を有効に使えるのがとても良いですね。習い事として、洋服のパターンを勉強をしているのですが好きなことに取り組む時間も作り出せています。「大変ですね」って言われることがあるんですが私はあまりそうだとは思っていなくて。短時間なので集中して仕事に取り組むことができるのも自分にあっているのかもしれません。逆に色んな方と接せられて、また場所や屋形によって客層が変わるのでその変化や違いを楽しく感じて働いています。ブランドごとに様々な商品見ることも楽しいです。
- メッシュウェルで働いた感想を聞かせてください。
- 毎回良い緊張感を持ってお仕事をしています。実は私はずっと接客は苦手だと思っていたんです。でもパーソナルスタイリストの経験や年齢を重ねて、人との接し方や考え方が変わってきていました。それでもメッシュウェルでお仕事するまでは自信がなかったんです。でもこのやり方でお仕事をするようになって、今ではお客様の思考やニーズを探って、それに合わせて提案するという流れが純粋に楽しいと思うようになりました。「私、接客好きなんだ」とメッシュウェルに気づかせてもらいました。今までの一つ一つの経験で得た事が今とても活かされているのを感じます。ここまでで話してきたので、たくさん思いをお伝えしてるんですけど(笑)自分のスタイリングが相手に受け入れらたとき、辛いことや緊張なんか吹っ飛ぶくらい嬉しいんです。そのような経験や、お店の人に「今日はいてくれて助かった」と言っていただくと自己肯定感が増して、普段でも前より前向きな気持ちになっていると思います。
- 今後の目標や夢はありますか?
- 今は、明確なものはないんです。自分の感性を生かしたことがしたいと思う一方で、逆に良い感性を持っている人が世の中で活躍するサポートをしていくような事がしたいなという気持ちが入り混じっていて。新しいことに目を向ける事やIT業界が好きなので、そのジャンルで何か自分の個性を生かして仕掛けられたらなと思っています。