これまでの経緯

家事とプライベートを両立できる仕事を探していた時にMESHWELLを見つけました。当時は自宅で事務職にも挑戦してみましたが、これまでの販売員経験から「やっぱり接客が好きだな」と思う気持ちが強くありました。そこで、フリーランス、販売員という働き方をインターネットで検索したことがきっかけで出会ったのがMESHWELLです。コロナ禍ではありましたが登録し、何度かマッチングを経験。その後、興味のあったエステ業界に転職しMESHWELLの利用を一度お休みしましたが、活動が楽しかった思いが心に残っていて、再び本格的に利用を再開しました。今も継続して活動しています。
これまでの販売経験で培ったスキルがMESHWELLでも活かされています。百貨店で勤務していた時は忙しい部門で客数も多く、スピード感のある接客が身につきました。今、客数の多いストアにマッチングした際に、その時に身につけた臨機応変な対応力を活かせています。また、美容部員として美容家電を販売していた頃は、専門サロンでお客様にじっくり説明する機会が多く、丁寧に寄り添う接客を学びました。MESHWELLで、ゆっくりと話を聞いてほしいお客様が多いストアで接客する際にはその経験が特に活かされていると感じています。

MESHWELLの良いところ

MESHWELLのビジネスモデルを知ったとき、まず「このサービスは本当に良い！」と強く感じました。百貨店で販売員として働いていた頃、子どもができると勤務時間の都合で仕事を続けられなくなったり、友達やパートナーと会う時間が取れない、自分の時間がない などの悩みを抱えるスタッフを見てきました。さらに、スタッフのシフトを組む管理職の方々が苦労している姿も目の当たりにしました。様々なアパレルブランドで同じような課題を抱えていて、人材不足が原因で、ストアの雰囲気が悪くなってしまうこともあると聞いたこともあります。なので、MESHWELLを知った時に、この問題をMESHWELLで解決できるのではないかと思ったんです。「すごいアイデア！こんなサービスがあるんだ！」と本当に感動しました。だからこそ、MESHWELLのサービスに自分が参加できることを嬉しく思っています。
また、自分自身にとっても“働く時間を自分で決められる”という点はとても魅力的です。
短時間でもマッチングして業務ができるので、1日の予定が立てやすいですね。正社員として8〜9時間拘束される働き方と比べると、柔軟性の高さを実感しています。販売業は一般的に”低年収の業界”というイメージがあるかもしれませんが、MESHWELLでは報酬を自分で決めるため、納得感を持って働けています。

お客様の心をつかむために意識していること

何よりも、お客様には「お買い物の時間そのものを楽しんでほしい」と思っています。コミュニケーションを取る際には、商品説明やファッションの話はもちろんですが、ちょっとした世間話も交えながら、その時間が心地よくなるよう意識しています。お客様の中には、すぐに心を開いてくださる方もいれば、ゆっくり距離を縮めたい方もいらっしゃいます。だからこそ、お声がけは お客様の空気感やペースに合わせることがとても大切だと思っています。
ファーストアプローチでは、プライバシーに踏み込み過ぎず、答えやすい質問から始めます。例えば、「いつもどこでお買い物されるんですか？」「よく〇〇でお買い物されますか？」といった質問は負担が少なく、会話のきっかけになりやすいですね。そこからお客様が「私よく来るのよ」などと教えてくだされば、「このブランドではよくお買い物されますか？」というように、自然と会話を具体的に広げていくことができます。こうして少しずつ、話しやすい雰囲気が生まれていきます。
洋服の提案については、これまでお客様が着たことがないスタイルでも、お客様に似合うと思うアイテムを提案し、「私ってこういうコーディネートも似合うんだ」と新しい発見を持って帰ってもらいたいと思っています。その提案のためにも、普段どんな服を着ているのか、クローゼットにある色合い、お買い物の目的、着るシーンなどを、会話の中で自然に伺うようにしています。お客様のことを理解するための質問が、とても大切だと感じています。

印象にのこっている接客

MESHWELLを利用し始めた頃にマッチングしたストアで、「やっぱりアパレル販売の仕事が楽しい、好きだな」と改めて感じる接客がありました。
そのお客様は40代くらいの小柄な女性で、「自分に似合う洋服がわからない」とご相談くださいました。私も身長が低いので、お悩みに共感する点が多く、ストアの中を一緒に回りながら、綺麗めからカジュアルまで幅広いアイテムでコーディネートをご提案しました。試着された際に「今まで着たことのないワンピースの形だけど、私に似合うんだ！」ととても感動してくださり、私自身も嬉しかったことを覚えています。
また、先日MERCURYDUOでマッチングした際にも、印象深い出来事がありました。MERCURYDUOはターゲット層が比較的若いブランドですが、そのとき接客したお客様は40代半ばの女性でした。最初は娘さんのスカートを探しに来店されたのですが、「私も洋服が全然なくて……」とご自身のアイテムにも興味を示してくださいました。お話を伺うと、最近ダイエットで20キロ痩せられ、久しぶりに自分の洋服も購入したいと話してくださいました。そこでいくつかコーディネートをご提案すると、「久しぶりにこんなお洋服を着る！」とお客様の表情が明るくなりました。お客様の嬉しそうな気持ちがたくさん伝わってきて、私も楽しく接客することができました。その場では一度ご検討されましたが、その日のうちにお戻りくださり、そのワンピースを購入してくださいました。
女性は綺麗になったり、お気に入りの洋服を見つけたりすると、気持ちも明るくなるものだと思います。試着室から「これだ！」という一着を着て出てこられた時の表情や、満足してお買い物を終えられた時の笑顔を見た時にやりがいを感じますね。その瞬間に立ち会えることが、私のモチベーションになっています。

フリーランスとして気をつけていること

第一印象はとても大切だと思います。色々なストアにマッチングに行くので、着ていく洋服はもちろん、接客スタイルもその都度合わせます。また、そのストアの商品を自分も好きになって、接客をするようにしています。以前、ひとつのストアで販売員をしていた時は、商品情報も多く入り、ブランドへの愛着も自然と深まっていきました。
今はMESHWELLで、いろいろなストアで接客をするので、事前にブランドサイトをHPで確認をしたり、インスタグラムなどを見たりもします。そしてどんな商品にも良い点があると思うので、売り場に行った時に商品を実際に見て、自分の中で商品の良い点を心に留めるようにしています。売り場に立った瞬間からブランドを好きになれるように、スイッチを入れるという感じですね。来店されるお客様も、そのブランドが好きでいらっしゃることが多いので、その気持ちに心を合わせて一緒にお買い物する友人のような距離感で接客をしたいと考えています。
いろんなブランドに行けることは楽しいですね。常設ストアでの販売であれば、お客様の空気に合わせながら接客し、満足いただいてご購入いただくことが大事ですが、POPUPストアでは、販売員に求められることが少し変わると感じています。まだブランドを知らないお客様に接客することが多いので、ブランドや商品に興味を持ってもらい引き込まなければいけないと思います。空気を読みすぎず、積極的にブランドの魅力を語れることも必要です。様々なブランド、商品そしてお客様に触れあうことができる、変化のあるフリーランス販売員という働き方が肌に合っていると思います。
ストアスタッフには、もちろん当たり前のことは当たり前に、ビジネスマナーを守って行動するようにしています。その上で私は、接客に集中してお客様に満足してもらいたいという思いが1番大切だと考えています。売り場でのパフォーマンスをストアの方に見てもらい、またオファーをいただけるように、誠実に業務に向き合うようにしています。

今後の夢や展望

もともと美容やファッションが好きで、「女性はきれいになると気持ちが明るくなり、人生もより楽しくなり、自信がつく」と感じています。私はその“きれいになるお手伝い”をすることでお客様に喜んでいただくことを、これまでずっと仕事の原点、モチベーションとしてきました。
エステや美容の仕事をしていたときも、その思いは変わりませんでしたし、今 MESHWELL でファッションを通じて女性に輝いてもらうことも、まさにその延長線上にあります。今後は、個人としても美容関係の仕事もしていきたいと考えています。もともと美容業界での経験が長いため、最近はスキンケアカウンセリングのビジネスを学び始めました。そして、それと並行して MESHWELL の活動も続けていく、それが今の私の一番の願いです。

撮影場所：WeWork Link square