これまでの経緯

2022年12月ごろからMESHWELLを利用しています。今はMESHWELLの仕事以外に、役者の仕事をしています。以前は派遣で事務の仕事をしていた時期もありました。MESHWELLを知ったのは、伊勢丹のフレグランスフロアで派遣として働いていた時のことです。POPUPブランドの販売員としてMESHWELLの方がいらしており、その際にお話を伺ったのがきっかけでした。タレントの方から業務内容を詳しく聞き、シフト制ではなく自分のペースで働けると知って驚きました。
ちょうど「やりたいことを続けながら、派遣の仕事を減らしたい」と思っていた時期だったので、「こんな働き方があるんだ」と感じ、MESHWELLの利用を始めました。今は出来るだけマッチングをしたい時期なので、たくさんトピックを作成していますが、舞台などが決まると、トピック数や業務時間を調整しています。役者の仕事の関係でマッチングをキャンセルをしたことはないのですが、先々のトピックに関しては、スケジュールが入ったら（オファーがきていなければ）トピックを取り消して、作成が出来るのもとても良いなと思っています。

MESHWELLを利用してみて

実は、アパレルの販売経験は未経験でした。気づけば三年ほど利用させていただき、マッチング数は約350回にもなりました。フリーランス販売員として気をつけていることは、まず自分の決めた報酬に見合った業務を行うことです。やはり出来ることは全力で行いたいですし、お客様にも喜んでもらいたいなと思っています。もう一つは、ストアごとの接客スタイル、アプローチの仕方を感じとって合わせることです。積極的にお声がけにいくことを求められることもありますし、顧客様が多いストアであれば、ストアスタッフが動きやすいように接客をするようにします。オファーをリピートしてもらえると嬉しいので、ストアの方にも満足してもらえる動きを意識しています。
元々、人に興味があるのでお客様の様子をよく見て、会話を一緒に楽しむ接客が好きです。なので、ゆったりとした流れのストアではロングで接客をすることも多いかもしれません。ファッションの傾向も話の中で掴めると思いますし、ご提案のヒントを見つけることを会話の中で行っています。お客様からトータルコーディネートの依頼や、「お姉さんだったらどう選びます?」「私には何が似合うと思います?」と信頼して相談していただくこともあります。そういう時には、お客様にたくさん質問をしながら、お客様に合う良い商品を一緒に見つけていくようにしています。プライベート用かお仕事用か、よく外出される方なのかインドアタイプなのか、好きな色なども伺います。そしてストアの中で、フロアーをカジュアルゾーンとキレイ目ゾーンって分けてるところは多いと思うので、「この辺とこの辺だったらどっちが好きですか」と尋ねます。お客様の情報を整理しながら一緒にお買い物する感覚です。お客様が気に入った商品を見つけて決めてくださった時には、販売員としてのやりがいを感じますね。

印象に残ってる接客

私は大学時代に英語コミュニケーション論学科だったので、少しだけ英語が喋れるんです。あるストアに中国人のお客様がいらっしゃいました。傾向としてインバウンドの方は、たくさん試着をして、最終購入しないというようなことが多い印象があります。それでも私は、インバウンドのお客様に対応する際に、お客様の質問に英語で一生懸命お答えして対応しています。その中国人のお客様にも同様の接客をしていたら、これも良い、これも良いとまとめて購入してくださいました。さらに、お友達や家族を呼んできてくださり、みんなでお買い物をしてくださいました。お客様から、良いものは全力で周りの方に進めたいという様子を感じとれて、とっても嬉しかったです。どうしてもインバウンドのお客様に対しては、英語対応になるので、「お似合いですね。」や「こちらがおすすめです。」という提案をしない方が多いのかなと思うんです。国籍に関係なく、海外の方だからといって一歩引くのではなくて、何でもいいから前にでて声をかける方が、ストアのためにもなりますし、お客様が喜んでくれて自分の気持ちも暖かくなると思っています。
もう一つ印象的だった接客があります。結論から言うとご購入には至らなかったんですが、傘を探してるご婦人がいらして、言語が不自由な方だったので筆談で接客をしたことがありました。時間をかけて丁寧に接客をし、本当に感謝して帰ってくださったんです。私は、今後お会いすることはないかもしれないですが、私の接客を通してストアのリピーターになってくれたら良いなと、強く思いました。やはり人とお話することが好きで、お客様の笑顔を見るのが喜びですね。

MESHWELLの良いところ

以前派遣で経理の仕事をしていたのですが、その時は仕事の中で楽しさや、やりがいを感じることが少なかったかもしれません。MESHWELLは好きなことだから頑張れる、頑張りたいという気持ちになります。自分で報酬を決めて業務をしている分、成果を残したい思いがあり、数字として売上結果が見えることがやりがいになっています。そして、ストアスタッフの方々に「来ていただいてありがとうございます。」と言葉をもらえることが嬉しいです。人の役に立ちたい気持ちと商品を販売し売上を立てたい気持ちの両方を活かして、成果をだせることが楽しいですね。そしてフリーランス販売員は、報酬が自分のブランド力、価値の基準になる部分があるので、成果に対して自信をつけることも大切だと思って続けてきました。
また、MESHWELLを利用するようになって、自分のファッションの幅が広がったと思います。よくマッチングするストアのスタッフのコーディネート提案が素晴らしく、その方のファッションの雰囲気も素敵で、私も取り入れてみたいなと思うようになりました。これまでは割と女性らしい可愛らしい印象の洋服が好きでしたが、カジュアルなテイストをそこに取り入れてコーディネートをしてみたりして、さらにファッションが楽しくなりました。新しい自分の雰囲気にも出会えたと思っています。そして、多くの方に接客で出会うことが出来るので、役者の仕事の役作りの勉強にもなるんです。真似することが芝居の上達に繋がるので、個性的な方の仕草を演技に取り入れようと思うこともありますし、様々な性格の人のファッションを知ることが出来ることが、とても勉強になります。お客様に声をかける際も、何かを探している時の姿勢や、体がどの方向に向いているかなど、よく観察しています。そして実際にお話しすることで、見た目と所作、性格の繋がりを感じることができます。接客は、気づかないうちに自分の役者としての引き出しを増やしてくれていると思います。

今後の展望

大学時代に、愛媛で映画に出演したことがきっかけで、役者の世界に入りました。その後、芸能活動と合わせて販売の仕事や事務の仕事を経験してきました。そして今思うのは、やはり演技は好きで、役者をやり続けたい気持ちです。その思いを大切に生きていきたいと思っています。映画がとても好きで、実は自分で映画制作をしたりもしています。今後はそういった活動にも力をいれていきたいと考えています。
そして接客の仕事は生涯できるお仕事だと思っています。先日も、おばあちゃん販売員さんがインスタ動画で流れてきて素敵だなと思ったんです。自分が好きな美容やファッションの業界に今後も携わっていきたいと思っています。

撮影場所：WeWork Link square