夢は海外と国内を行き来して自分のウェブブランドをつくること
ダブルワーカー / 47さん
活動エリア:関東
MESHWellを利用しながら、自分のウェブブランドを作り上げていっている47さん。今も年に何回か海外に買い付けに行くそうです。MESHWellの接客では、今まで以上にお客様目線になって接客が出来ていて、様々なショップでのお客様との出会いがご自身のウェブブランドを作ることにも繋がっているそう。座右の名は初志貫徹、着実に夢を形にしている47さんにお話しを伺いました。
QUESTIONまずは簡単な質問
- 好きな映画
- ものすごくうるさくてありえないほど近い、バタフライエフェクト
- 本
- パレード、億男、グッドバイ
- 好きな食べ物
- ピザ、グミ、アイス
INTERVIEWタレントインタビュー
- これまでの経緯
- 母が住宅模型を制作する仕事をしていて、空間デザインに興味があり、そういったことが学べる専門学校を卒業しました。卒業後は、元々洋服が好きだったのでアパレルメーカーに就職、靴の販売をしていました。専門学校で学んだことはストアのインテリアやVMDを作る時に活かすことができたと感じています。その後、もともと好きでお客さんとして通っていたブランドに就職しました。3年ほどお仕事をし、夢だったアメリカ留学実現にむけ退職しました。私の出身地に米軍基地があり、親戚にアメリカ人が居たりと海外への憧れや親近感が強く、学生時代からいつか海外に短期間でも住んでみたい!という思いがありました。そんな中で親戚や友人がNYに住んでいることも後押しとなり、短期期間でのNY留学を決意しました。ですが、ちょうどその時にコロナになってしまい断念せざるを得なくなってしまいました。前職の職場とは縁が続いており、人員不足の際、単発でアルバイトとしてヘルプに入っていました。その中で2店舗を行き来して仕事をしていたら、両店舗でMESHWellのタレントさんが活躍されており、それがきっかけでMESHWellの存在を知りました。そのタレントさんからお話を聞き、自分で時間や時給を決めて働く働き方があるんだと知り、まずは登録して必要な時がきたら始めようと考えていました。
- MESHWellを利用はじめた理由
- コロナで断念した留学への思いはずっと心の中にあり、いつ行けるか、と渡米時期を見計らっていたのですが、2年間の延期を経て短期修学を決行しました。そして、少しずつ動いていた自身の販売・レンタル業のための買付兼旅行として、新たに長期で海外に行く計画をたて始めました。そのための資金が必要となり、アパレル以外の他のアルバイトもしていましたが、時間の縛りがあり、なかなか理想通りの業務内容、勤務時間、給与とマッチする仕事がなく途方に暮れていました。その時に、MESHWellの存在を思い出したんです。アカウントだけ作っていたのですが、半信半疑で今までの職歴や自己PR、顔写真の登録を済ませ、希望する時間帯や給与を入れトピックを立ててみたところオファーをいただけました。それをきっかけにコンスタントにお仕事が入り、今は、週に4〜5日利用しています。時間や場所に縛られず自身のビジネスの準備と並行してできるMESHWellの仕事は自分の現状に合うと感じています。
初めてのマッチングの時はドキドキしました。今までは他の業務もしながら、接客をすることが当たり前だったので忙しいと感じることが多かったのですが、接客だけしてていいんだ、と思うと逆に大丈夫かな、なんて思ったりもしました。ブランドのことを自分がすべて把握できた状態で店頭に立つのではない状況への戸惑いがなかったわけではありません。でも実際は、お客様と話してると打ち解けてスタッフより近い距離になっていく感覚がありました。マッチングしていく中で働き方にも徐々に慣れていきましたね。
- 接客で大切にしていること
- 今は、オンラインでも商品が購入できたり、商品が新品、USEDであったり、価格も幅広く、お客様がたくさんの条件から洋服を選ぶことができる時代だと思います。だからこそ、商品の付加価値を私自身がどう付けていくかが重要だと思うんです。そのためにも、お客様それぞれに合ったテンポ感や距離感での接客、この人から買いたい!と思っていただけるような同じ目線に立った接客を心掛けています。MESHWellで店頭に立っていると私も初めて見る商品が多いので自然とお客様感覚で商品を捉えることができ、お客様と同じ目線で商品を見て一緒に悩んで一緒に考えているように思います。洋服の接客では、お客様個人のさまざまなことを伺いながら提案することが多いので、お客様と打ち解けていく感覚や、会話に広がりを感じられるのが楽しいなと思っています。
もう一つ大切にしていることがあります。お客様にもストアスタッフにもなのですが、イチ販売員として信用してもらうことです。お客様の入退店をしっかり把握して、なるべく顔を見ていらっしゃいませとお声かけしようとか、お客様の滞在中は動的待機で商品を畳みながら常にちょっとずつ動いてウェルカム体勢を作っていようなど、些細なことですがとても大切だと思っています。その結果、お客様が私に真っ先に来てくださることもあるので、明るく笑顔で挨拶したり、話しやすい雰囲気づくりを意識しています。
大手から少数精鋭のアパレル会社と、違った環境での販売経験、顧客作りや付帯業務を幅広く担当してきたこと、百貨店やファッションビル、路面店も経験してきたことが今、活かせていますね。各ストアに合った動き方、求められることを把握をし、接客時は瞬時に判断してメリハリのある動きが出来るのは、これまでの経験があったからだと思っています。
- 印象に残っている接客
- 日々印象強いことの連続なのですが、USEDのセレクトショップのRag Tagでマッチングした際にcomme des garconの展開があるフロアを担当しました。ストア自体、海外からのお客様が多いのですが、特に熱心なギャルソンファンが多くご来店されている印象でした。その中でも、全身ギャルソンを着た素敵なアメリカ人の方がご来店されたことがとても印象的でした。彼女は世界で活躍しているアメリカ人のモデルさんで、ギャルソンのアイコンのような方でした。彼女の出身地に私も訪れたことがあることでお話が盛り上がり、楽しみながら一緒にジャケットを選んだところ、サイズも雰囲気もぴったりでとても気に入ってくださり購入に繋がりました。彼女はギャルソンのショーにも出たことも話してくださって、会話を通してお客様との距離がぐっと縮まった接客の時間でした。その後Instagramでも着用した写真を載せてくれ、楽しい時間をありがとうとメッセージをくれました。彼女を日本のアパレルブランドのルックなどで見かけることが多く、その度にとにかく楽しんで接客をしよう!と初心に帰っています。言葉が通じずとも、彼女にとって自分を表す一部とも言えるブランドの洋服を一緒に選び、人生に間接的に繋がれた事に感動しました。日本のブランドの立ち位置を、再確認出来たことも素晴らしい体験の一つですし、お客様との出会いは常に一期一会であると感じました。販売接客を通して、海外のお客様と関わりが持て、世界中繋がっていけることの可能性を感じました。
- 今後の展望
- 海外と日本とを行き来しながら好きなものに触れて自由に生活をするのが目標です。今、自分のウェブブランドでは海外製品の販売に加え、イベントやPOP UP STORE、ウェディングに向けて什器や雑貨のレンタルサービスを少しずつ始めています。まだ海外にしかないアイテムを、アパレルやインテリアとカテゴリーに縛られず取り揃えたブランドを作っていきたいと考えています。
自身のファッションもアメリカのスリフト(リサイクル)ショップで買った$10ほどのワンピースやTシャツを着ていたり、海外から買い付けた日本未上陸ブランドを着てストアに立つこともあります。もちろん勤務するブランドに合わせたテイストでコーディネートを組みますが、一点は古着や色物を取り入れた自分らしいアイテムを取り入れています。お客様にそれはどちらの商品ですか?と聞かれることもあったりするんです。さまざまのストアで仕事をしているのでテイストの違うお客様と関わってどんな商品がお気に召すのかを分析しながらストアに立っていることもありますね。今後は、自身のビジネスの商品数を増やし運用していくことをベースに、販売員としても経験を積み、いつかは小さなお店を持ちたいなと思っています。今は場数を踏んで、国内外様々な地に足を運んで感性を磨いていきたいです。